神津恭介シリーズ
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天才神津恭介を産み出したのは高木彬光氏。島田荘司さんが「龍臥亭事件を神津恭介に捧げる」と書いているのを見て興味を持ったのがこのシリーズを知ったきっかけです。あやふやですが、江戸川乱歩が戦後探偵小説を日本で書き、それに続くニューフェイスとしての推理作家が高木彬光とか横溝正史だったようです。探偵・推理小説を紹介し、広めた、いわば探偵小説の祖は乱歩ですが作品は「読みもの」としての性格が強いと思います。乱歩の作品を御存じの方は解って下さると思いますが、乱歩作品の面白さは読者に「推理させること」よりも「読ませること」だと思うのです。ここでは詳しくは語りませんが、今私達が読んでいるのは推理小説。乱歩小説は探偵小説とでも言うべきでしょうか。ちょっと趣向が違うのです。今全盛の本格推理小説の祖といえばやっぱりこの、高木彬光なのだと思います。横溝正史は社会派(初期は本格派ですが)。でも高木彬光は本格派(社会派も書いてるらしいですが・笑)。
言ってみれば、私が大好きな島田さんも、高木彬光氏の本を読んで成長したはずです。高木彬光氏の訃報に際して龍臥亭事件を捧げているところからもその傾倒ぶりが解りますけれども。その、高木彬光氏が送り出す神津恭介シリーズ!探偵神津と助手研三くんの掛け合い漫才は某火○・ア○スシリーズにもおとりません。こんな昔からラブラブ推理小説があったのね・・・(コラコラ)と私に思わしめた神津恭介シリーズ、古本屋に行かれた際には是非ともチェックを!(なんか後半いきなりミーハー解説になっとるな・・・笑)
★ちょっとランダムに神津さんと研三くんのご紹介★
| 神津の前に神津なく 神津の後に神津なし |
| 神津恭介・・・・・・・・東大医学部でここまで言われるたぁ・・・・スゲェとしか言いようがありません・・・・(ぽかーん) この言葉が彼のすべてですねぇ。白哲の美貌・明晰な頭脳・端正な物腰 数学の天才にして法医学者。 素人ばなれしたピアノの才能もある。超!のつく天才ですね。いや、天才という言葉で表すのも軽いくらいに天才なのです。 そんな神津さんを初めて見た研三さんの見解(高校入学の時) 「色の白い、長身のやせすぎな、頬の真っ赤な美少年。女のようにきゃしゃな繊細な体の持ち主だった。 一高に、同性愛の野蛮な風習がなかったことを私は彼のために祝福したい」 こんな文章が「我が一高時代の犯罪」に載ってます。研三君・・・キミ・・・(爆笑)私も祝福しよう・・・・。 |
| 松下研三くん |
| 神津さんと一高時代からのおともだち。というか研三くんが小判ザメ?(笑)奥さんがいるにも関わらず何かと 神津さん神津さんと慕っている。神津さんも嫌ではないらしく(笑)いつもかまったげてる様子。 研三くんのお兄さんが警察関係。神津さんが法医学者。神津さんにくっついてなくても事件に巻き込まれそうなポジション。 それにしても研三くんたら神津さんに心配され、お兄さんに心配され、奥さんに心配され・・・・ 構われっ子だねぇ〜。「心配され症」らしいみたい。かわいすぎだぁ〜! ちなみに作中の研三くんはおやじ口調なときもあるんですが、夢見る乙女の前には そんなテキストは見えません(オイ)ただひたすら「研三くん可愛い!」ビジョンで読むべし!です。 |
| 人形はなぜ殺される |
| あらすじ
新作魔術発表会「マリーアントワネットの処刑」の舞台で使われる”人形の首”が衆人環視の中で盗まれる。 数日後発見された死体には首がなく、人間の首のかわりには盗まれたはずの”人形の首”が。 殺人の前に必ず人形を使い反抗を予告するという大胆不敵な犯人に名探偵神津恭介が挑む! |
| 神津さんと研三くんの友情 (深いわコレ・・・・) |
| 「呪縛の家」
研三さん毎回のことながらカワイすぎっす!(>_<) 殺人が起きて皆が右往左往してるときに神津さんが来てくれる・・・!!と思った瞬間思わず涙が出てしまう研三くん。 「もうあの家には大事な友達を一晩でもおいてはおけないから体がよくなるまでここへ預かってもらえないか」 と神津さんが言っていたのを知って、また涙。友達とはもちろん研三くんのこと。 涙もろい研三くん・・・・もしかして石岡君よりかわいい?(ははは) |
| 「死美人劇場」
短編集。「恐ろしき馬鹿」では研三くんがものの見事に犯人の道具にされてました。 「兄は本当に怒っていた by研三」 そんなに大馬鹿をやらかした研三くん・・・・一体真相やいかに!?(笑) この話で研三くんは英一郎兄ちゃんから必ずといっていいくらいエイプリルフールにダマされているらしいことが判明。 今回神津さんにも騙されてるし・・・・研三くんキミっていったい・・・(涙) さて今回の友情セリフ・・・ 「神津さん!あなたは僕の命の恩人です!」←殺されかけた 「とんでもない。そんなにお礼をいうには及ばないよ。ずいぶん心配させたね」 るるる〜(T_T)神津さん・・・あなた神様のような探偵ね!こんなに助手に優しい探偵、神津さんくらいだよ。 |
| 影なき女
これも短編。神津シリーズは短編がおもろいみたいですね。 まぁ、そんなことより。紹介作品は「薔薇の刺青」 「松下君、こっちへ来たまえ。いいもの見せてあげる」と言われて我を忘れて神津さんに駆け寄る研三くん。 この時きっと研三くんは何も考えていなかったに違いない。 神津さんが来たまえと言ったから駆け寄っただけなんでしょう。 「いいもの見せてあげる」って言わなくても研三くんは君が「来たまえ」と言うだけでも駆けてくるさ(笑) |
| わが一高時代の犯罪
この短編集は是非とも読んで頂きたい。神津恭介の探偵生活最初の事件にして唯一犯した罪。 神津恭介の罪とは一体何なのか?青春小説としても楽しめます。 この短編からの紹介作品は「月世界の女」 研三くんがまるで石岡君に見えたこの作品(笑)研三さんがホレた女のことを相談したのを神津さんが 仕事が忙しいのをタテに(←ナナメに読んでます・笑)冷たく断ったときのセリフ。 「神津さん、親友のよしみでこれだけお願いしているのに・・・・あなたは木石ですか。冷血動物ですか。 恋をしたことがありますか。一高時代にみんなは、あなたのことを何と言っていたと思います。 アイスマン、氷人と言っていたんですよ・・・・」 はっはー!アイスマン・・・しかも氷人!そいつぁ〜冷たそうだね・・・(爆笑) 異邦の騎士で御手洗さんが頂いた名称「ドライアイス」よりも冷たそうです。 漢字なところがまた、かなり冷たそうだね。とにかく、ちょっと言い過ぎだよ・・・という感がなきにしもあらず。 |
| 死を開く扉
これは長編だった気がする(なんてあいまいな・・・・) この作品では研三くんがわざわざ若狭まで行って事件に遭う。 そして神津さんが例のごとく愛する助手のため、風のように(@火村助教授)若狭までやってくる。 そこで着くまでに研三くんに「釣りをするように」と連絡する。 で、研三くんがそんな余裕はありません、みたいなことを言ったら「犯人を釣れ」というコトだったのだ! さらなる研三くんの反応がオモシロイ。 「いったい何で釣るんです。やっぱり糸と釣り竿ですか?」だよ・・。 かわええ・・・・・(。-_-。)ポゥ |
| おにいちゃんの研三くんへの言葉 |
| 「研三、また事件か・・・・おまえはいったいオレ達の味方か。殺人犯人の共犯か・・・ いつも道具に使われて・・・・おっちょこちょいで、うろつきまわってほうぼうに首を突っ込んでばかりいるから こんなことになるんだ。おまえも殺人の共犯で送局するぞ・・・!!」 「松下くん、何も弟さんにそんなに怒らなくても・・・いつも大手柄をたててるんじゃないか」(上司のお言葉) 「いや、手柄といったって弟の力なんかじゃありませんよ。みんな神津さんの力。弟なんかたかの知れた助手ですよ」 おにいちゃん・・・そんな、研三くんかわいそうじゃん。でも、これは愛の裏返しのお言葉なのよね(よよよ) |
以上、希ーの感想やら私の感想やらを織り交ぜてつれづれなるままに語ってみました。
神津恭介シリーズにちょっとでも興味抱いて貰えればうれしいです。
角川文庫からたーくさん出てるのですがほとんどが今は絶版中。よって買うなら古本屋へ!
今光文社から少しずつ復刊してきてるけど、やっぱ古本屋でしょう。
最近のミステリしか読まないってのもいいですが、古き良き作品というのもやっぱり味があるものです。
って偉そうに言って、私も高木彬光と江戸川乱歩くらいしか古いの読まないんですが(ははは)
高木彬光にハマらなくとも「人形はなぜ殺される」の衝撃は強すぎです!
この作品は、今読んでも新しい、そんな作品かなぁ〜。
とりあえず、お楽しみ頂ければ幸いです(^-^)