こんなもの作りました ボールの運搬車

理数大好き事業・算数数学おもしろランドの工作も一段落して、時間的な余裕が生まれました。そこで、井芹中の先生方に依頼された工作を、平成18年3月下旬に一気に完成したのです。

その1・サッカーボールの運搬車

一気に完成させたとはいえ、材料を購入したのは1月下旬のことです。要するに、ほったらかしの状態です。購入の物品は、コンパネ五枚・小型のタイヤ四個・木ネジ等です。道具類は私が持っていますから、その気になれば早いのです。

一番の苦労は、縦90cm・横180cm・厚さ12mmのコンパネを切断することでした。のこぎり一つで正確に切るのは、体力と集中力が必要です。次に大変だったのは、車輪四個の取り付けです。前輪二個は簡単でした。両手にスパナを持ち、ボルトを締め付けたのです。ところが後輪二個のとき、板がじゃまをしてスパナが届きません。仕方なしに職員室から若者を呼んで、協力してもらいました。

この運搬車のサイズは、縦90cm・横60cm・高さ65cm程度になっています。底板のみ2枚重ねです。いづれ生徒が乗って遊ぶはずですから、頑丈にしました。サッカー部が使用しているボール入れがちょうど入るサイズです。車輪を取り付ける前に、赤色で塗装しました。なぜ、赤なのか。それは熊本のサッカーチーム・ロッソ熊本が、赤をチームカラーにしているからです。私も平成18年度の服の色は、燃えるような赤にしたいと思います。

さて、完成したのは3月15日でした。翌日サッカー担当のS先生を二階に連れて行き、苦労話をしながらプレゼントしました。とても喜んでくれたから、県中体連大会出場もまじかでしょう。その翌日、サッカー部全員が校長室前に集合しているではありませんか。何事かと思ったら、ていねいなお礼を言ってくれました。この素直さと礼儀正しさが、チームを強くします。

 

その2・ジャンプ力強化とび箱

これは、体育の先生から注文があった跳び箱です。作る前に、実物を見せてもらいました。縦・横・高さともに50cmになっていました。本人が言うには、少し高すぎるとのこと。そこで新しい物は、縦横は50cmにして、高さを40cmとしたのです。材料は、コンパネだけです。側板は一枚(厚さ12cm)ですが、補強板を付けました。天板は2枚重ねとなっています。

この跳び箱は、体育館で使用するものではありません。走り幅跳び・幅跳び・ハードルの練習で、ジャンプ力をつけるためのものです。本人も大変喜んでくれました。昔から人の笑顔が好きで、感謝してもらえるのが最高に気持ちいいです。機会があれば、もう一台作る予定です。コンパネ一枚から、ちょうど一台作れます。図面は頭の中にあります。