こんなもの作りました ギネスの不倒こま

ずいぶん昔のことですが、熊日新聞の切り抜き記事を元に、こまを作ったことがあります。すでに処分していましたが、山北の子どもにも見せようと思い、平成14年2月26日に同じ物を作りました。そのこまは、長い時間回り続けるという「不倒こま」です。ところで新聞の記事というのは、平成6年1月4日の夕刊でした。

今回は、不二家のぺこちゃんキャンディが入っていた缶を利用しました。缶の内側には魚釣り用の板鉛(幅15mm)を貼り付けています。これは両面テープを利用すれば、簡単に貼れます。厚さ0.4mmで長さ30cmの板鉛を、4枚貼っています。次に100円ショップのなべのつまみを取り付けるために、ドリルで中心に穴をあけます。バランスを取る必要がありますので、穴はすこし大きめにあけます。なべのつまみはアルミのネジでしめるようになっていますが、その先に瞬間接着剤で押しピンをつけます。これで完成です。こまをまわす台は、どこの家庭にもあるコップです。底がすこしへこんでいる物が扱いやすいです。

上の写真は、実際にこまが回転しているようすです。やじろべえ式ですから、決して倒れることはありません。片手でつまみを持ち、回転させます。缶がぶれたり、あるいはつまみがぶれているときは押しピンが中心にきていないときです。つまみをゆるめ、調整してください。私のこまは、6分30秒回転しました。直径10cm重さ150gですが、直径は15cmで重さは250gがいいようです。

こまの最長時間の記録は、1956年手回しで5分26秒というのがあるそうですが、このこまは38分59秒回ったそうです。こまの心棒を鉛筆くらいに細くしてまわせば、10分くらいは回転しそうです。今回はキャンディの缶でしたが、前回は料理用の小さなボールで作りました。そして心棒は、彫刻等のニードルを利用してみました。