こんなもの作りました 久しぶりの竹細工

年度末の忙しいときに、のんびり竹細工をしているとしかられそうです。学校の竹林に出かけ、孟宗竹などを切りました。久しぶりに竹細工をしました。ところで地域の名人から「木六 竹八」ということを学びました。これは切る時期を表現したものだそうです。木材を切るときは六月がよい、竹を切るときは八月がよいということだそうです。今回の工作は平成14年2月中旬にしたものです。

玉名市のある割烹で食事をしたとき、床の間に竹の花瓶が作ってありました。デジカメがなかったので、スケッチをして帰りました。それを元に作ったのが、この写真です。孟宗竹を三本組み合わせひもでしばっただけですが、学校の玄関等に置くのに便利です。油抜きはしていませんので、長くは使用できないでしょう。油抜きは熱処理か苛性ソーダですることになるでしょうが、いづれその技術も身に付ける予定です。生けた花は、白梅・紅梅・水仙の三種類です。この花瓶をそのまま小型にすれば、一輪挿しにできるはずです。

これは竹で作った火バサミです。金物屋に行けば、金属製の品物が数百円で販売してあります。火を扱うことはできませんが、運動場のちりやトイレの汚物を扱うのに便利です。熊本駅近くで開催されている植木市で発見しました。やはり何でも注意深く観察することが大切です。長さ50cmで、支点にはみかんの木も利用しています。ところでこの火バサミを作っている場面を保護者に見られ、何人かが学校へ来ては指導してくれました。竹細工名人が多く、「俺にまかせろ」とばかり私の楽しみを取り上げるのです。山北はそのような地域です。