こんなもの作りました 帝王貝細工の飾り

今回の工作は、平成19年5月にしたものです。京陵中学校の先生と生徒のために、三つの作品を完成させました。

帝王貝細工という花があります。不思議な花で、花びらに触れるとカサカサ音がします。ドライフラワーに最適の花で、咲いたときから乾燥しているような花です。花を収穫したら茎から切り離し、すぐに工作ができます。昨年の10月に種をまき、学校と福井農園の二ヶ所で育ててきました。試作品を作って事務室の先生に見せたところ、全員欲しがりました。

      

上の写真は、実際の花の様子です。花の直径は2〜7cmと異なります。色は赤系統が多く、白や青はありません。赤色が多く、黄と桃も少し咲きました。ドライフラワーにするには、これらを組み合わせることになります。花を貼り付ける素材は木球や板(額縁)で、これらは百円ショップで入手できます。接着剤はホットボンドと呼ばれるもので、冷えてすぐに固まるためこのような工作には大変便利なものです。

 

    

最初に作ったのが、スタンド式の花の飾りです。高さは15cm程度です。これを見た生徒がブローチを作ってくださいといいましたので、余った花で作ってみました。素材は持っていますから、何でも利用できます。校長室を一生懸命掃除しますので、生徒にプレゼントしました。

 

    

最も力を入れたのが、このドライフラワーの額縁です。花もたくさん収穫できましたので、額縁は6個完成しました。利用する花は、つぼみの状態または咲き始めがいいようです。花の芯が見えたものは、そこだけが黒く変色するからです。額縁は近所の百円ショップで買ったもので、1個100円でした。横幅30cmの品物で、縁の色は黒・白・ベージュの3種類あります。

このドライフラワーがいつまで美しさを保つのかは、私にもわかりません。数個を校長室に飾り、様子をみています。