総合的な学習のねらい

総合的な学習の時間においては、次のようなねらいをもって指導を行うものとする。
(1) 自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てること。
(2) 学び方やものの考え方を身に付け、問題の解決や探究活動に主体的、創造的に取り組む態度を育て、自己の生き方を考えることができるようにすること。

小学校学習指導要領 第1章 総則 第3 総合的な学習の時間の取扱いより H10.12

1 総合的な学習のねらい

(1) 総合的な学習は、これまでの教育で不足していた自分の生き方を考え、学ぶことをねらっている。知識を身に付けることや課題を解決することが目的ではない。課題を解決する過程で得られる態度を重視している。
(2) 課題は、自分の力で主体的に生きる力を獲得していくのにふさわしい対象または教材と考えられる。学び方やものの考え方を身に付けることが大切である。総則第3 総合的な学習の時間の取扱い 2の(1)の文(上記)は、文部省が示した「生きる力」の一つである。
(3) 問題解決的な学習とは、「学習と生活」「知識と行動」の一致をめざす学習である。生活の中で理解する機会を与える必要がある。あるいは、知の総合化を図るとか、知識を知恵にするなどといわれている。

2 総合的な学習の時間は、なぜ必要か

(1) 生きる力を育むために極めて有効である。教育改革のキーワードは生きる力である。
(2) いづれの教科等にもかかわる内容をもった教育を行う必要がある。国際理解教育・情報教育・環境教育・福祉教育
(3) 各学校が特色ある教育活動を、主体的に展開する必要がある。
(4) 社会の変化に主体的に対応できる子どもを育成する必要がある。
(5) 各教科の教育が根強く、教科中心の教育が展開されてきた。各教科間には、壁がある。
(6) 教科の授業は、教室で教科書を使って教師が教える。
(7) 体験をとおして子どもが学ぶ授業の割合が少なすぎた。

3 総合的な学習に取り組むために 〜 より具体的な取り組みについては、「学校の取り組み準備」を参照

(1) 全員で実践する
 
  • 子どもの教育にかかわっている人なら誰でも指導できる。例えば、養護教諭、学校栄養職員等も指導できる。
  • T.Tによる指導など、多様で柔軟な協同体制をとる。
(2) できるところからやる
 
  • すでに総合学習的な教育活動をしている。(遠足、修学旅行、見学旅行、教育キャンプ、移動教室、清掃活動、七夕集会、児童会活動、生徒会活動、ユニセフ活動、交流活動 )
  • 教職員の専門性や得意技術を生かす。理科や社会の先生が、テーマに沿って指導していく。
(3) 実践を通してやる
 
  • 学年の実践授業 → 内容検討の研修 → 実践の積み重ね
  • 理論的な研修 → カリキュラム作成 → 実践
(4) 今後の見通しをもつ
 
  • 平成12年度 → 平成13年度 → 平成14年度
  • 資料収集と研修・移行と実施 ・ 完全実施
   
総合的な学習の内容