総合的な学習の評価

1 教育課程審議会答申による評価の説明 ( 平成10年7月29日 )

「総合的な学習の時間」の評価については、この時間の趣旨、ねらい等の特質が生かされるよう、教科のように試験の成績によって数値的に評価することはせず、活動や学習の過程、報告書や作品、発表や討論などに見られる学習の状況や成果などについて、児童生徒のよい点、学習に対する意欲や態度、進歩の状況などを踏まえて適切に評価することとし、例えば指導要録の記載においては、評定は行わず、所見等を記述することが適当であると考える。

2 小学校学習指導要領解説・総則編(P55)による評価の説明

評価の方法としては、例えば、ワークシート、ノート、作文、絵、レポートなどの製作物、発表や話し合いの様子などから評価したり、児童の自己評価や相互評価を活用したり活動の状況を教師が観察して評価したりするなどして、その児童なりのよい点、学習に対する意欲や態度、進歩の状況などを適切かつ総合的に評価することが考えられる。

3 ポートフォリオ評価

ポートフォリオとは、もともと「紙ばさみ」のことであり、生徒一人一人の学習の過程および結果に関する資料・情報が、長期にわたり計画的に蓄積されたものである。

4 評価の観点と評価項目の例 1 ( 内外教育 H11.8.10 全日中提案の記事より )

(1) 関心・意欲       課題に対する関心、課題解決に向けての意欲など
(2) 思考・判断       計画、学習方法、思考錯誤、修正などの様子
(3) 発想・創造       着眼、特色、独創性、創造性など
(4) 表現・行動       教師に対する相談の仕方、人との関わり方、表現、発表など
(5) 忍耐・継続       忍耐、根気、努力、継続力の様子
(6) 思いやり・資源の尊重       生命尊重の態度、やさしさ、資源確保、節約などの態度

5 評価の観点と評価項目の例 2 ( 指導と評価 99年5月号 東海市立上野中学校の紹介 )

(1) 関心・意欲
  @ 計画性 (自分自身にあった計画を自ら立てようとする意欲) A 発展性 (学習活動をもとに自らより高い活動に取り組もうとする意欲)
(2) 態度
  @ 持続性・集中性(学習活動を粘り強く前進させていく姿) A 積極性・ていねいさ(学習活動を確実に深めていこうとする姿) B 多面性(学習活動中での工夫や課題解決の方法を求めようとする姿) C 協調性・謙虚さ・人間関係
(3) 思考・判断
  @ 観察・推論(自ら考え主体的に判断して課題解決しようとする力) A 見方・考え方・感じ方の独創性
(4) 技能・表現
  @ まとめ方・発表の力 A 独創性 B 資料活用の能力・観察や実験の能力・運動や表現の技能
(5) 知識・理解
   
総合的な学習の配慮1