竹炭  道具を加工する ■ その2

 缶の穴あけ   折り曲げる 

まずオイル缶の穴あけ方法を紹介します。

縦横が8cmの正方形にマジックで線を引きます。底の線はあまり下に引くと、底板を切るおそれがあります。正方形の上辺だけを残して三辺をグラインダーで切断します。鉄板ですから、必ず火花が飛びます。人のいないところで作業してください。できればサングラスをかけ、軍手をしておけば安全かと思います。切断面は熱を持っていることに注意しなければなりません。

切断の作業が済んだら、この部分を写真右のように上に折り曲げてください。この部分に煙突が乗ることになります。切り口が危ないと思うときは、角をグラインダーでみがいてください。これでオイル缶の穴あけは完了です。

 蓋の穴あけ   煙突の加工 

次はふたの穴あけです。これも縦横8cm程度の形をマジックで線を引き、グラインダーで四辺を切断します。写真左ではふたのふちまで切っていますが、ふちから2cmほど残せば良かったと反省しています。なぜならここは空気穴ですが、ふたを乗せるときに完全に閉じにくいからです。皆さんが新しく作る場合は、横8cm縦6cmにしてください。またふたに花びら模様の切り口がついていますが、これはペンチで広げておくと便利です。火が着いた後、ふたを完全にしめなければならないからです。

煙突の切り方を紹介します。煙突の底は、オイル缶の切り口にあわせるわけですから、縦は8cmにして、横はすこし広い9cmにします。これもグラインダーで切断しますが、切り口は鋭利ですから注意してください。私はTの字に切って、内側に折り曲げました。

これまでの作業が自分ではできないと思われる方は、板金工場にお願いするか、慣れている先生に頼んでください。一番いい方法は、オイル缶をもらうときにこのページを印刷したものを持参して、「この通りに切ってください。」と図々しく頼むのがいいでしょう。そこまでお願いできるかどうかは、普段の信頼関係にあります。?