竹炭  着火の方法 ■ その6

火をつける準備

 火をつけるための品物を準備します。杉の葉・小枝・新聞紙・うちわが必要です。この他に軍手や火バサミも必需品となります。ナイロンやゴムの手袋は、熱でとけて危険です。
 竹の入ったオイル缶の上に新聞紙を丸め、さらに杉の葉や小枝を乗せます。小枝はすこし多めに乗せてください。これは竹に確実に着火させるためです。余分に小枝は準備しておけば安心です。割りばしなども利用できます。

 

火をつけました

 新聞紙に火をつければ、杉の葉はすぐに燃えつきます。小枝に火が十分ついたところで、さらに小枝を追加します。オイル缶のなかにはびっしり竹が詰まっているわけですから、着火するには小枝はたくさん必要です。
 さて、小枝も十分燃えているところで、上からうちわであおぎます。数分間様子を見ながら、風を根気よく送り続けます。写真右は、かすかに煙が煙突から出始めた様子です。

 

うちわであおぐ

 煙突から煙が連続して出るようになりましたら、確実に竹に火がついているかどうかを確認し、オイル缶にふたをかぶせます。このときはまだ炎は上に上がっているかもしれません。
 ふたをかぶせたら、さらにふたの穴からうちわで空気を送ります。それが右の写真です。煙が煙突から出ていますので、対流が始まろうとしています。確実に竹に火がついていて、対流が起これば、あとは自然に炎は下方へ燃えていきます。このとき、穴の近くの竹は炭にならずに、灰になります。