お城と楠・1 〜 石垣の保存と楠の生長

熊本城の石垣は、保存すべき文化財です。ところがこの石垣を破壊している木があります。それが楠の大木です。楠を植えるとき、石垣の中を選んだはずはありません。楠の種が発芽して、400年の歴史の中でそのまま放置されたのかもしれません。

西出丸の東

二の丸売店の裏

行幸橋の横

ここに掲載した写真は、主に濠を中心としています。石を押しつぶしたり、抱え込んだりしています。二の丸売店の裏の石垣はすでに丸くふくらんでいます。木の根が土の中で生長したためでしょう。