山北っ子物語 山北小学校だより
文責・福井 俊介
平成14年3月
3月号
今月の言葉
何か一善をしたか
新聞に掲載されたある方の言葉に、「何か一善をしたか」という問いかけがありました。この方は40年間施設訪問をして、ボランティア活動をしています。さて、卒業を前にした6年生にとって「一善」はありましたか。ふれあいの丘での福祉体験もその一つでした。短期間でしたが、おじいちゃんおばあちゃんも楽しみに待っていてくれました。帰るときには玄関や窓から見送り、大きく手を振ってくれました。町歴史大学も好評で、とても良かったです。新聞にも掲載され、山北の名前をPRしてくれました。6年生とは二年間のふれあいでしたが、とても印象に残る学年でした。卒業後も小さなことでいいですから、自主的に一善を実践してください。
学習発表会、盛り上がりました。

山北保育園の衣装をお借りして、前日にはリハーサルもして「白雪姫」の劇を演じました。王子様には、大変お世話になっている保育園の平木先生に出演していただきました。主役の白雪姫は私でしたが、子どもたちの抱いているイメージがこわれたかもしれません。昨年よりも参加者が多く、先生方も張り切っていました。

PTA新旧役員会が、3月15日の午後7時半から学校で行われました。参加者は50名近くあり、熱気に包まれました。部会ごとに話し合いがあり、本部役員の五つの役と部会の正副委員長も決定しました。最初は緊張していた方もいたようですが、自己紹介のときには和やかな雰囲気になりました。これから一年間、役員の皆様方には大変お世話になります。仕事の合間をぬって、時間と労力を学校と子どもたちのために提供していただくことになります。私の30年間の教師生活で、こんなに活動するPTAを見たことがありません。私も甘えるだけでなく、感謝の気持ちを表すためにも、自ら動く校長でありたいと思います。今度の改選で執行部を去られる方もおられますが、皆様方のご協力とご支援に感謝しています。ありがとうございました。
送別遠足は、在校生が卒業生に感謝の気持ちを表す行事です。一方で卒業生が先生方に感謝の気持ちを表す行事があります。それが、六年生の会食会です。欠席者が多かったため、18日になりました。サンドイッチやお茶のもてなしを受け、和やかな雰囲気でした。テレン先生も駆けつけてくれました。まとめの一年間を、松嶋先生が仕上げてくれました。これからも、お世話になった先生方への感謝の気持ちだけは忘れないでほしいと、心から願っています。
3月3日(日)テレビ放映の「肥後の旬」はいかがでしたか。私も自宅でテレビをみましたが、恥ずかしいというのが第一印象です。顔も声も、自信をなくしました。放送終了後、「テレビで福井先生を見ました。」という電話が数本届きました。学校では、子どもたちがテレビを見ましたと報告してくれました。六年生に負けないように山北をPRしていますが、今回のビデオはあまり見たくありません。しかし、これからも新聞・テレビを利用したPRは続けます。お楽しみに。
お世話になった六年生との送別遠足が、3月7日(木)に実施されました。

卒業式練習のあと、午前10時田原坂公園に向けて出発です。木村店から二俣を通り、県道から山道を登りました。今回の遠足では、初めての試みとして資料館見学をしました。初めて見学した子も多く、珍しい資料を見たようです。最近は学校から北の方向への遠足が多く、原倉の児童からは「吉次峠に行きましょう」との声も聞かれます。皆様方からの意見をお聞かせください。

講話集会で「やりたいこと・やれること・やるべきこと」の話をしました。時間不足のため、言いたいことの半分も言えませんでした。もっと勉強したいという気持ちを持って欲しかったのですが、何となく私の自慢話で終わりました。話をするということは一応できますが、思いを伝えることは難しいですね。
編集後記と雑談 玉名教育事務所に提出した教育論文の表彰がありました。学校と個人合わせて7編の応募でした。先生方も忙しい中、がんばってくれました。
白花の水仙は終わりましたが、現在黄花水仙が咲き誇っています。3年後が楽しみです。高価な球根を提供していただき、感謝しています。10年後の花壇を想像すると、夢は広がります。
梅林の作業が一応完了しました。剪定枝の処理と除草も終わり、これから花見用のいすを杉の丸太で造ります。学校は地域のもの、どうぞご利用ください。やがて桜の季節です。半高山も、篠原国幹の墓地もいいですね。
いよいよ卒業式です。3月22日(金)、心をこめて卒業証書を渡します。卒業生保護者の皆様、いすはたくさん準備しますので、遠慮なくお出でください。
3月21日春分の日、西南の役記念剣道大会が町体育館で開催されます。本校児童も出場しますが、剣道大会としてはかなり規模の大きなものです。私も応援に行きます。
同じ日の午後は、私の趣味の一つ、放牛地蔵の見学会に参加します。小萩山の山中にある無番号第6体です。場所がわからないため、「放牛石仏の会」の皆さんについて行きます。
学校のハウスの中を耕運機で耕しました。インゲンマメの種をまいてみました。ジャガも、スイカも、ナスも、トマトも・・・と欲の深いことを考えています。何事も挑戦。日本の国土を荒らしてはいけません。ハウスの中は、実験農場です。四月後半には、桜並木の下に花も実もあるおいしいオクラを予定しています。オクラはハイビスカスの仲間で、きれいな花を咲かせます。