山北っ子物語 山北小学校だより
文責・福井 俊介
平成15年1月
1月号
今月の言葉
おさかなすきやね
先日、ある病院に行きました。待合室で読んだ雑誌に、「おさかなすきやね」の記事が目にとまりました。これは体内の血液をさらさらにする食べ物だそうです。なるほどと感心し、必死に覚えて帰宅しました。→お茶、→魚、→海藻、→納豆、→酢の物、→きのこ、→野菜、→ねぎ ということです。健康診断があるたびに、中性脂肪やコレステロールを指摘されています。最近は大好きな肉を減らし、できるだけ魚を取るよう心がけています。私も健康で長生きしたいと考えている一人です。定年退職したら技術を生かし、ボランティアをしたいと思います。

子どもと地域に夢が届きました。「玉東町大どんどや」 ご協力ありがとうございました。

休日にもかかわらず多くの方のご協力をいただき、大変感謝しています。子どもたちは地域の方とふれあい、楽しい一日を過ごすことができました。さて、7:30には山北小と木葉小のPTA役員が集合しました。いよいよどんどやの幕が切って落とされました。二校合同の大どんどやの開始です。6年生も重い竹を運び、やぐらの近くではひたすらミカンの枝を運びました。西川自動車の方にも毎年お世話になっています。お礼申し上げます。
老人クラブの皆さんに協力していただいたもちつきも、楽しかったです。子どもたち以上におじいちゃんの笑顔が印象に残りました。近くで拝見しましたが、もちつきもさすがベテランという方が多いです。
一年間の生活の中で、私が一番好きな風景です。それは家族そろっての会食です。このときの雰囲気や、家族団らんの笑顔あふれる様子がとても気に入っています。今年度最後の大きな行事は、事故もなく終了しました。
すでに新聞等でご存知と思いますが、インフルエンザが流行しています。学校で集団生活をしているため、友達にも感染するおそれがあります。ところが本校では数人の欠席のみです。これは保健室の池田先生が、うがい用のお茶と塩を準備してくれたからでしょう。そして、うがいの指導をする担任の先生の努力もあります。このまま冬を乗り切ってくれれば安心です。ご家庭ではマスクを着用するように指導してください。
アンダーアチーバーの調査 毎年実施しているものに標準学力検査があります。今年もその時期になりました。知能と学力は生活年齢とともに次第に向上していきますが、ずれが起きる場合があります。知能が高いのに学力の発達が遅れている場合、その差が8以上あったときにアンダーアチーバーと呼びます。平成12年度は全校児童の中で24%いましたが、平成13年度は9%に減少しました。これは大変すばらしいことです。特に上学年になるほどその傾向がはっきりします。何がすばらしいことかといいますと、先生方が一生懸命指導していることを表しているからです。入学時から親切ていねいに指導を継続し、放課後や夏休みに指導したその効果が上学年になってはっきりしてきました。本校の子どもたちは、確実に学力が向上しています。 さて、学力だけでなく豊かな心の育成も重要な課題です。他校に見られない本校のよさの一つに、地域の教育力と学校への協力体制があります。学校行事や総合的な学習に関して、多くの方から絶大な協力を頂いています。PTAのみならず、老人クラブや婦人会、そして社会福祉協議会等にも大変お世話になっています。この大きな力が、山北っ子の心を育んでいます。学校生活の中でこれだけ多く地域の方とふれあうことができます。子どもたちの心の変化は数値で表現できませんし目には見えませんが、着実に豊かな心になっています。落ち着いた生活もできるようになりましたし、相手の立場に立ち思いやりの心で判断できるようになりました。
まだ計画の途中なんですが、RKKの「週刊山崎くん」に出演することになりました。1回目の打ち合わせは、1月17日に済ませました。今回のテーマは「人形」なのですが、ピーナツ人形から話が膨らみ、山北小学校の子どもたちの活動も大いに取材しようということになりました。また、私の仕事と趣味の世界も紹介したいということです。ディレクターの方が、とても変わった不思議な校長先生と思ったようです。私自身は普通の控えめな校長だと思っていますが。子どもたちに関しては、講話集会・音楽集会・授業・遊びを取材します。私に関しては、ちょんかけごま・作業・トラック・畑での農作業・バイク・ピーナツ人形を取材したいということです。子どもたちを放映してくれるなら、という条件で承諾しています。学校には何度か取材にやってきます。子どもたちには明るい笑顔と元気のよさをアピールして欲しいと期待しています。さて、放映予定日は2月20日(木)、時間は午後6時55分から8時までです。すべての時間ではなく、後半一部の予定ということです。さぁ、がんばるぞ。
編集後記と雑談 今年も学校から教育論文を教育事務所へ提出しました。今年は、論文五つを提出しました。先生方が協力して書き上げた学校論文は、本校の総合的な学習をまとめたものです。冬休みを利用して全員執筆し、それを研究主任の北島先生が編集してくれました。最優秀賞を期待。一月のある朝、上熊本のごみ集積場にカマドが捨ててあるのを発見。トラックで引き返し、細かくチェック。まだ使えます。しかも煙突まで付いています。カマドが私に言いました。「校長先生、もう一度役に立ちたい。」 私が答えました。「わかった。一緒に山北へ行こう。」そんなわけで、このカマドは学校の倉庫で生活しています。昨年もしましたが、今年もどんどやの燃えかすを梅林で処理しています。砂と灰の中から木材と竹を取り出し、ドラム缶で焼いています。今回はよく燃えていましたので、2トントラック一台ほどの量です。ついでに学校の落ち葉も焼きます。どんどやのために、私費で灯油缶を七つ購入しました。水の運搬用として使用したものですが、今後は畑の潅水用にします。借りている畑には水がありません。種蒔きには水が必要ですから、灯油缶は便利です。ところで早くジャガを植えたいのですが、まだ霜が降りますから無理ですね。