学校の緑化活動  − 移植作業をする  − 

私が4月にまいた種は発芽して、すでに一ヶ月が経過しました。これ以上放置しておくと、育苗箱の下から根が出てきます。いよいよ移植作業の開始です。土作りは必要な量だけを準備しないと、一輪車の中に雨水が溜まります。土に堆肥や肥料を入れるとき、スコップを使って混ぜなければなりません。このとき楽な方法があります。それは、管理機で混ぜる方法です。大量に作るときは、一気にできます。

下の写真は、私が移植している様子です。いつもこんな感じで作業をしています。この作業は根気がいるので、時間を決めてしたほうがいいでしょう。5月とはいえ陽射しも強くなりますので、木陰の下に作業場所を確保します。

土が入っている一輪車を置いて、一輪車の取っ手の上に合板を置きます。その合板の上に、ビニポットを入れる黒ケースを載せます。土の上にはビニポットを準備します。右側には苗が育っている育苗箱を置き、移植ごてを使って苗を取ります。ビニポットに移植しながら、左側の黒いケースに並べます。ケースにビニポットを並べると、ちょうど4×7=28個が入ります。

           

5cmほどに育ったサルビアの苗です。根もよく伸びています。移植するときのポイントは、この根を広げて土を入れなければなりません。ビニポットに六割ほどの土を入れ、あぐらをかくような感じで苗の根を広げて、さらに土をかけます。面倒くさいのですが、ここまでしておけば生長が早くなります。右の写真は、移植後の様子です。

     

ビニポットに移植した苗は、黒ケースに28個納めます。きっちり入った状態ならば、移動するときも苗が安定します。この黒ケースは、日当たりの良い場所に並べます。近くに水道があれば、水かけにも便利です。平成19年5月の作業において、75ケースが完成しました。約2000株を確保しました。これから一ヶ月、水かけをしながら根が張って大きくなるのを待ちます。