講話記録4月 

全校集会や儀式での講話は、大切な校務の一つです。春夏秋冬の季節に応じ、子どもたちの心に温かい風が吹くようにしたいと願っています。内容が重複しないように、子どもたちが退屈しないように工夫したいものです。

 

4月就任式

今日から私たちは、井芹中学校の先生です。生徒の皆さんを見て、心躍るものを感じています。すべては出会いからといいます。一人一人が今日の先生方との出会いを大切にして、積極的に指導を受けてほしいと思います。先生方は経験豊かで個性的で゛、多方面にわたって才能豊かです。

では、皆さんとともに汗を流し、感動し、そして学校に活気をもたらしてくれる先生方を紹介します。

ここへ来るまでは、井芹中から20kmほど北にある、玉東町立山北小学校に勤務していました。以前は花陵中学校に10年、城南中学校に9年、西原中学校に2年間勤務しました。どこへ行っても1000人を超える生徒数だったため、大変だったことを覚えています。先生の夢は、この学校を花一杯にすることです。(福井・以下略)

多くの先生方のふれあいの中から、教科のおもしろさや奥深さ、人間的なよさや大きさを感じ取り、さらに自分を高めることにつなげてください。

 

4月始業式

昭和63年に開校した本校は、今年で16年目を迎えます。そして、本校の校訓は、「清明・剛毅・進取」と定められ、多くの卒業生が新しい歴史と伝統を作ろうと努力してきました。その努力を受け継ぎ、更なる学校の発展を皆さんに期待しています。今日は、この校訓と、私の生き方を結びつけてお話をします。

清明とは、清く明るいことを示しますが、優しい心がなければできません。私の父は、私のために一つの掛け軸を残しました。その漢文の掛け軸には、春風和暢を以って人に接し、秋霜厳粛を以って己を持すと書かれています。春の風のように和やかに人には接しなさい、しかし、自分自身は秋の霜のように厳しくしなければならない、というものです。仲間の立場で考え、行動していけば、清く明るくなると信じます。

剛毅とは、意思がしっかりして、物事に屈しないという意味があります。現代社会では、いろんな誘惑があります。家庭学習をしようとしても、テレビ・マンガ・ゲームなどの誘惑で、思うようにいかないことがあります。こんなときに先生が自慢できることが、一つだけあります。大学を受けるときのことです。父の跡を継ぐために、教育学部を受けることにしました。このとき成績も悪く、このままでは合格できるはずはないと分かっていましたから、一つの決意をしました。それは、布団を敷かない、というものです。三ヶ月間布団を敷かず、コタツで勉強を続けました。そのおかげで、何とか合格でき、親孝行もできたと思います。

進取とは、進んで行動することです。積極的な心の動きと、実際の行動を意味します。何事にも挑戦する強い意志が必要です。先生は珍しいことに出会うと、すぐに興味を覚えます。そして、そのことが自分にもできるのだろうかと考えます。人にできることは、俺にもできると信じることにしています。
教師になって直ぐに、アイススケートの指導員の免許をとりました。アイススケートにあこがれたからです。パソコンでホームページも公開しています。友人が作ったのを見て、俺にもできると思いました。ちょんかけごまもできるようになりました。子どもの笑顔が好きだったからです。大型バイクの免許もとりました。若者に混じって、免許取りに出かけました。40歳のときですが、若者より先に取れました。何事にも挑戦すること、それが私の生き方です。

清明・剛毅・進取」の校訓をもとに三つの話をしましたが、皆さんの参考になりましたか。

今後、私の話は、私の生き方をそのまま皆さんに伝えたいと考えています。できるだけスクリーンを使って、目で見て分かるようにしたいと計画しています。次の予定は、今年2月20日にRKKテレビの「週刊山崎くん」に出演しましたので、そのビデオをお見せします。

 

4月全校集会

今日4月14日(月)は、ビデオの放映です。平成15年2月20日に、RKKテレビの「週刊山崎くん」に出演しましたので、そのビデオをお見せします。(準備物 ⇒ スクリーン・ビデオ・プロジェクター・ビデオテープ〜何名かの先生方が、忙しい中に準備をしてくれました。)

RKKテレビの「週刊山崎くん」 10分間

ビデオを見せた後に、生徒たちに次のような話をしました。

@ 今後、新聞やテレビを通じて井芹中の情報を提供していきたい。井芹中のよさを皆さんに知らせたい。生徒の皆さんも、井芹中学校に誇りを持って欲しい。
A この学校の花壇を整備して、花一杯の学校にしたい。そのためには、草取りと花の種蒔きをしなければならない。皆さんの中に、校長先生と一緒に活動をしてもいいと思う人がいたら、申し出てほしい。
B 次回は、ある女の子を、写真で紹介したい。この小学校二年生の女の子について、皆さんと一緒に考えたい。

ところで、二時間目の授業が終了したあと、校長室へ2年生の女の子がやってきました。聞けば、お手伝いしたいということでした。職員室においても、六名の女の子がやってきて、協力をしたいと約束してくれました。この日の申し出は合計六人になり、すばらしい活動ができそうです。