花と笑顔の井芹中 井芹中学校だより
文責・福井 俊介
平成15年度
10 月号
今月の言葉
感動すれば涙
感動して涙を流す場面を見ました。9月27日(土)に生徒会執行部による、老人ホーム・明生園訪問がありました。生徒会長の矢邊くんに依頼され、私も担当の先生方とともに参加しました。最初は私のこま回しでした。肥後ごま等のあと、ちょんかけごまを実演しました。ギター演奏もあり、次第に緊張もとれました。最後に合唱部のコーラスです。多くの唄をきれいな声で合唱してくれましたが、ほとんどが童謡や昔私たちが口ずさんだ曲です。お年寄りは最初一緒に歌っていました。やがて聞いていた50人の中に、涙を流す人がいました。明生園を去るとき、玄関で多くの方が見送りました。子どもたちにとっても、すばらしい一日でした。
井芹中学校が中体連駅伝競技大会に出場しました。六人の選手が一丸となり、24日(金)の競技に臨みました。今年から会場が変更になり、フードパル熊本周辺コースです。坂道の多いコースでしたが、井芹チームは練習の成果を発揮しました。出場チーム37校中、15位と健闘してくれました。本校の過去の出場記録がわかりませんが、初出場かもしれません。井芹中の歴史に新しい一歩を刻んでくれた皆さんに感謝します。
熊本市授業研究会が熊本市の中学校を会場として、7日に開催されました。私は数学ですから、以前勤務していた西原中へでかけました。教科ごとに公開授業があり、その内容について協議するものです。そして先生方は、多くの意見を聞き、明日からの授業に生かしていきます。ちなみにその授業は、蚊取り線香を使った関数の指導でした。 全校集会でこま回しを披露しました。伝承遊びの一つですが、テレビとゲームに押されて、なかなか流行しません。1日に集会で全校生徒の前で、肥後こま・中国のこま・綱渡りごまの三つを実演しました。次回はちょんかけごまをしたいと思っています。集会のあと、「先生、こまを教えてください。」と来るかなと期待しましたが、一人も来ませんでした。
一年生教育キャンプも無事終りました。16日の四時、全員がバスで帰校したのを見てホッとしました。大きな事故もなく、楽しい行事となったようです。14日の雨のために登山はできませんでしたが、内牧でボランティアをしてきました。私も二日目のキャンプファイヤーを見に、数人の先生方とキャンプ場へでかけました。各クラスの出し物も、劇あり歌ありで大変盛り上がっていました。キャンプの活動を通して学級の和が増し、今後すばらしい学年になることを期待します。
楽しいひとときを過ごしたPTA親子鑑賞会。19日の土曜日に開催されたバザーと親子鑑賞会は、300名を超える参加者で大変賑わいました。私もバザーで時計や急須、石鹸にタオルを購入し、売上に協力しました。午後1時からの体育館での鑑賞会では、村中さんの独唱・九州看護福祉大学のよさこいソーラン・崇城大学の沖縄エイサーが行われました。素晴らしい音楽や踊り、太鼓に聞きほれ、たくさんの元気をもらいました。あえて言えば、私もちょんかけごまを披露しました。練習不足のせいか失敗しましたが、来年に向けて決意を新たにしました。PTA役員の皆様はじめ、部活動の皆様にもご協力いただきました。
かわいいお客様130名ほどが、小学校二校からやってきました。10月9日は小中連携の日でした。本校は2年生を中心に、部活動の交流を行いました。花園小学校と池田小学校の六年生も最初は緊張していましたが、体育館や運動場で身体を動かすうちに活動的になりました。本校生徒も来年入部するかもしれないということで、優しく指導していました。いづれ本校の部活動を背負っていくような逸材が、たくさんいたような気がしました。お忙しい中に見学に来ていただいた保護者の皆様に、お礼申し上げます。
10月に入り嬉しいことがありました。3年生男子数名が私の所へやってきて、「先生、何でもお手伝いします。」と言ってくれました。そこで中庭やフェンス沿いの花壇の花株の処理を頼みました。2年生女子も、センニチコウの種取りを手伝ってくれました。一方私はといえば、運動場の草取りです。完全防護服の準備をして、刈り払い機を操作しています。現在草刈りは中止しました。また中庭やアプローチの花壇を、3年男子が耕してくれました。耕運機の操作が珍しいためか、一生懸命します。機械が好きな男子生徒は、何でも興味をもちます。肥料も鋤き込みましたので、キンセンカの苗を少しずつ定植しています。キンセンカは早春の花です。
編集後記と雑談 キャンプの次は、いよいよ修学旅行です。奈良・京都の三日間で生徒は何に感動するのでしょうか。修学旅行の方法も内容もずいぶんと変わりました。以前は新幹線に乗ってドキドキしたのですが。 ●一年生の弁論大会を見学しました。どの子も堂々として、すばらしい意見を述べますね。私と比較すれば、実にしっかりしていますね。頼もしい限りです。 ●今月号はこまの話題を提供しましたが、実は今月初めに名古屋に本部がある、「日本こままわし普及協会」に入会したのです。入会条件は、一年間に一人こままわしを教えることだそうです。会費が無料なのが助かります。