花と笑顔の井芹中 井芹中学校だより
文責・福井 俊介
平成16年度
1 月号
今月の言葉
悲惨さの比較に
台風に始まり、地震と大雪の新潟中越地方。そして、スマトラ沖地震といろんな場所で天災が続きました。ある夕刊に掲載された記事が眼にとまり、読んでみました。インドネシアで日本医療チームが活動していますが、大阪の甲斐達朗医師もその一人です。10年前の阪神大震災でも活躍した方で、今回の治療活動の中での言葉です。「阪神大震災と今回の災害のどちらが悲惨とか比べることは意味がない」。メンバー21人とともに、環境も悪く設備もない状況で、一日50人の治療にあたっているそうです。大変強い精神力を持っていなければ、到底できないことだと思います。さて、本校生徒会も年末に募金活動を実施しました。新潟中越地震の見舞金で、合計44335円が送付されました。少しの力がたくさん集結し、貴重なお金になったと思います。
アトムの会の提案で、本校職員チームと保護者チームでソフトボールの試合が行われました。1月9日(日)の午前10時、3チームによる新春ソフト大会を開始。職員チームのエースは福井、ついでに4番。3試合をしましたが、守備も攻撃も寒かったです。勝ち負けは話題にならず、「早く終わろう」が合言葉になりました。お昼はお母さん方手作りの豚汁も出て、温まりました。皆さん、お世話になりました。
写真は二年生の百人一首大会の様子です。14日の午後、体育館で3人1チームで対戦していました。お互いに暗記していないチームは、目の前の札だけを取って喜んでいます。ところが、上の句だけを聞いて、下の句の札をすぐに取る子がいます。こうなると人数は関係なく、一人で何枚も集めます。百人一首大会は私も好きで、昔は優勝めざして放課後も練習させました。一年生は、25日に行われました。
昨年10月頃から「放牛石仏を求めて」と題して、ホームページの編集をしてきました。大きな写真と地図を取り込み、CD−Rに保存しました。これを熊本県視聴覚コンクールに応募したところ、優秀賞に選ばれました。本音は最優秀賞を狙っていたのですが、非常に残念です。応募したのは三回目ですが、来年は学校現場で使用できる内容にして、再度挑戦します。 中学校生徒会の代表者会が、17日に本校で開催されました。初めて本校に来た生徒もいて、きれいな校舎に見とれていました。体育館での全体会には、200人ほどの各校の執行部がいたでしょうか。緊張していたようなので、ちょんかけごまをして挨拶をしました。本校生徒会の執行部が司会や挨拶をしましたが、堂々としていて頼もしく感じました。
始業式も終わり、12日からは給食が開始されました。調理場の工事も昨年7月から長期間でしたが、ドライ方式での調理となりました。簡単に言いますと、床に水を落とさない方法の調理方で、食中毒の発生を防ぐことができます。施設はもちろんのこと、機材も新しい物が入りました。12日の献立は七草ごはん・かきたま汁・ブリの照り焼きで、あごが落ちるほどおいしい料理でした。
こま回しの依頼があり、横手保育園(6日)と花園育成クラブ(7日)で出演しました。二ヶ所とも私を待っていて、「井芹のヨン様」と呼んでくれました。30分間程度ですが、子どもたちも喜んでくれました。私の得意技は綱渡りごまですから、いつも最後にして見せます。花園クラブでは校庭で、子どもと一緒にこま回しをしました。女の子がちょんかけごまを回したり、数人が肥後ごまを回せるようになりました。
去年張り切って作った中庭の花壇は、ほったらかしの状態です。作業の回数が減り、反省の日々を送っています。体育館前にはノースポールを定植しました。刈り払い機の修理も済みましたので、春になったら草刈りに頑張ります。近所の建設現場も三軒の家が完成し、貰える木材がなくなりました。そこで、スーパーの責任者の方にお願いして、処分品を貰っています。整理箱になるコンテナを六個いただきました。ついでに厚さ5cmもあるまな板もいただきました。右の写真は、その長さ160cmのまな板を利用したベンチです。材料費0円。今月の工作は、ほうき掛け・得点板・ベンチと部活動の品物になりました。
編集後記と雑談 私の初詣は、毎年高橋稲荷神社です。井芹中生徒の健康と安全を祈願しました。もちろん三年生の合格祈願もしました。おみくじは中吉、年賀状は切手シート、福袋は子どもの玩具、ジャンボ宝くじはスカ。 
バレーボールにバスケットボールと、県大会が続いています。井芹中を会場として、女子バレーの試合もありました。1セットの内容を見て、これなら一回戦は勝つと思ったのですが、真に残念でした。 
12月末にパソコンの調子が悪くなり、思い切ってリカバリ(買ったときの状態)しました。ところが大切な写真の保存に失敗したのです。二年間井芹中で撮影したデジカメの写真が、すべて無くなりました。学校行事・学年行事・作業風景・工作と何でも撮影したのに、一体この努力は何だったのでしょう。 
受験シーズン真っ盛りといった感がします。冬休み期間中も三年の先生方は、生徒を呼んで作文指導をしていました。この時期の仕事は膨大な書類を作成し、手続きに不備はないかと細心の注意で点検しておられます。生徒の皆さん、先生方の期待にこたえてください。