◆ 玉名市・秋丸目鏡橋 

場所 秋丸目鏡橋(あきまるめがねばし)の所在地は、高瀬目鏡橋と同じく、熊本県・玉名市高瀬にあります。熊本市から河内町経由で行く方法と、上熊本駅から鈴麦線を北上して国道208号線から行く方法があります。菊池川に架かる高瀬大橋を渡ったらすぐに右折します。200m程直進した右側下には河川敷の駐車場がありますので、そこに車をおきます。高瀬目鏡橋は道の反対側に流れる裏川に架かっている石橋ですから、一度土手に上がり、坂道を下ります。秋丸目鏡橋と高瀬目鏡橋は、同じ裏川に架かっていて、近い距離にあります。

この橋は江戸時代に架けられた、単一アーチの石橋です。長さ11m、幅3.7m、径間5.0mとなっています。もともと高瀬目鏡橋の上流にありましたが、新秋丸橋ができたために、平成9年に裏川下流部へ移設復元されました。平成10年度に建設省から、「手づくり郷土賞」を受賞しています。また、玉名市の重要文化財に指定されています。

この石橋の特徴は、水位を調節できる樋門を持っていることです。この石に掘られている溝に厚い板を入れ、水をせき止めることで水位を高くすることができます。水位が高くなれば上流の田畑にも水を引くことができます。