◆ 津奈木町・浜眼鏡橋 

 

場所 津奈木町の浜眼鏡橋(はまめがねばし)の所在地は、熊本県津奈木町の岩城(いわき)です。八代市から国道3号線を南下して津奈木トンネルを過ぎると、やがて津奈木駅があります。駅前交差点の次の信号から右折します。橋を渡るとT字型の交差点に来ますから、さらに右折します。200mほど進んだ右手に細い路地があり、浜眼鏡橋の標識が見えます。

 

この浜眼鏡橋は、津奈木町指定文化財です。なぜこんな所にと思うような小さな石橋です。丸太を渡しても橋ができる幅ですが、石橋にした理由があるのでしょう。架橋は、嘉永元年(1848)年頃となっています。橋の長さは3.8m、橋の幅は1.7mあります。村と村を結ぶ道といった感じのする橋でした。

 

この橋は輪石だけでできており、橋の上に立つと輪石がむきだしになっているのがわかります。現在も使用されていますが、車社会の現在、徒歩で買い物に行くときの近道になっている程度だと思います。橋が完成してからすでに150年以上経過していますが、これまでの地震に耐えてきたのが不思議です。