◆ 本渡市・市ノ瀬橋 

場所 市ノ瀬橋(いちのせばし)の所在地は、本渡市本町大字下河内字下向です。天草瀬戸大橋を渡り天草工校前に来たら、左折して新亀川橋を渡ります。2kmほど国道324号線を直進して、途中で苓明高校前の旧県道へ入ります。苓明高校から1kmほどの所にJA下河内出張所がありますので、その周辺で聞けばよいでしょう。

 

この橋は一度洪水で流されていて、二度目の石橋ということです。最初の橋は明治15年に架けられましたが、二度目は明治23年ころのようです。橋の長さは22.2m、橋の幅は4.6mあります。幅がけっこうありますので、拡幅されることなく現在も使用されています。10月13日に訪れたとき、橋のたもとにはコスモスの花が咲き乱れていました。

本渡市指定文化財 「市ノ瀬橋と石碑」 昭和59年7月9日
この石橋は太鼓型めがね橋で、橋長22.2m、橋幅4.6mある。明治15年4月最初の橋が架けられたが明治19年7月洪水により倒壊、その後の再建年代は不詳。地元長老の話では富岡線の県道とともに完成したということであり、明治23〜4年頃と思われる。石碑の表には何も刻まれていないが裏には世話人たる佐藤信邦外、石工、大工等の氏名が刻まれている。