◆ 玉名市・車橋 

場所 車橋(くるまばし)の所在地は、玉名市石貫(いしぬき)にあります。玉名市民会館のすぐ近くに繁根木川がありますが、この川に沿って上流へ向かいます。県道4号線(玉名八女線)の途中に大きな交差点があり、さらに石貫小学校の前を直進すると吐合橋(はきあいばし)がありますので、ここで左折して橋を渡ります。そこに地域の公民館がありますので、そこから右折して300mほど進みます。

この橋の架橋時期や石工については詳しいことはわかっていません。小川に架けられた長さ6.5m、幅1.8mの小さな石橋で、輪石が1列・壁石も1列という簡単な造りです。水田地帯ですから、農作業の人とリヤカーが通ったことでしょう。木材を使えば簡単に架けられる幅の川ですが、それでも当時の人々が石橋にしたからには、それなりの理由があったと思われます。
この近くには国指定の石貫ナギノ横穴群がありますので、見学に行くこともできます。45個の横穴をもち、赤・白・青の三色でほどこされた装飾古墳です。