◆ 八代市・大平眼鏡橋 

場所 大平眼鏡橋(おおひらめがねばし)の所在地は、二見赤松町の大平です。八代市の中心街から国道3号線を南下して日奈久を過ぎると、やがて二見赤松町に入ります。国道3号線の西側にありますが、国道からは見えません。赤松第一号眼鏡橋からそのまま南へ進めば、この橋があります。やはり薩摩街道に架けられています。

この橋は嘉永5年(1852)頃に架けられた、かわいい石橋です。橋の長さは4.1m、橋の幅は2.5m、高さは3.7mとなっています。大平眼鏡橋には新旧二つの橋がありますが、こちらは古いほうです。
ここでの案内板にも、写真のような絵が描いてありました。荷物を運ぶ馬と、その馬を引く人の姿が何ともいえません。

この橋の近くを散策していたとき、偶然見かけた丸太の橋です。杉の丸太三本をロープで結び、小川に渡してあります。昔の橋はこんな物だったと思います。人だけが渡れる橋も、馬車・自動車とともに大きくなりました。橋の材料も木から石へ、石から鉄へ発達しました。この橋もいづれ腐食するか、あるいは洪水で流される運命にあります。