◆ 東陽村・石匠館 

場所 石匠館(せきしょうかん)の所在地は、しょうがと石工の里・八代郡東陽村大字北です。熊本市から国道3号線を南下して宮原町へ行きます。宮原町から国道443号線を利用して、東陽村へ向かいます。石橋公園で左折して氷川を渡り、直進すれば「石匠館」に着きます。この石匠館の前の道路を登れば、いくつもの石橋を訪問することができます。

石匠館はくまもとアートポリスの建物であり、外壁には一万個以上の石が使用されています。内部は三つに分けられていて、石工の里歴史資料館・エントランス(事務棟)・多目的ホールとなります。石橋造りの基礎となる支保工の模型はすばらしく、実物大となっています。この他にも世界の石橋紹介、石工集団の歴史等が分かりやすく展示してあります。なお写真撮影ができませんので、文章だけの説明になりました。

この石組みは、駐車場近くに設置されていたものです。高さ1mほどの模型ですが、支保工(木の支え)と輪石の置き方を説明するには十分です。輪石の形が台形になっていますが、大きな石橋の輪石ほど長方形に近づいていくことになります。なお輪石の中央の石を楔石といいますが、最後に打ち込むことによって橋はほぼ完成します。このとき輪が膨らみますので、支保工から石が離れることになります。木の橋では洪水で流されていましたから、強大な石橋は人々が待ち望んでいた橋といえます。