◆ 熊本市・水前寺公園石橋 

場所 熊本市の水前寺公園といえば、観光地としても有名です。肥後藩主細川忠利が造ったもので、庭園は東海道五十三次を表しています。そして公園には、出水神社と能楽堂があります。
この写真は、公園入口から右手(南)に進んだところにある眼鏡橋です、輪石だけの石橋で、長さ4m、幅1.9mのとても小さなものです。通称太鼓橋と呼ばれるもので、架橋の年代は不明です。水前寺公園では、この橋だけが眼鏡橋になります。公園には、四つの石橋があります。

 

この橋は公園入口から左手(北)にあり、観光客が最初にわたる石橋です。ここに二つの石橋がありますが、眼鏡橋でなく、桁橋になっています。親柱・欄干・路面とも見事な石で造られ、庭園の景色と溶け合っています。水面のコイに気を取られ、橋を鑑賞する人はいないようです。明治12年築造の刻銘があるそうです。

二つ並んだ桁橋を渡り、さらに出水神社の前を通り過ぎると、やはり大きめの桁橋が見えてきます。しかし、この橋は最近のもので、よく見ると橋全体がコンクリートで造られていることがわかります。