◆ 鹿北町・田中橋 

場所 田中橋(たんなかばし)の所在地は、鹿本郡鹿北町多久字田中です。田中橋は別名車橋、あるいは化厳矼(けごんこう)と呼ばれています。ここを訪問したのは鹿北町役場に近い「女田橋」を見た後ですから、国道3号線から県道18号線へ入りました。この県道は交通量が少なく、かつ見晴らしの良い道路です。途中板曲河川公園があり、家族連れでにぎわっていました。岳間郵便局のすこし先に、県道右側に平行になっていますから、すぐにわかります。

この橋は安政5年(1858年)に、地元の人たちの強い要望で架けられました。鹿北町で最も古い眼鏡橋です。石工は菊鹿町の藤左衛門と藤兵衛です。橋の長さ14.3m、橋の幅3.25mあります。鹿北町老人クラブ連合会設置の案内板がありましたので、紹介します。
「藤からむ巌と化せよ車橋」 この地は、多久村・椎持村の産物を運ぶ要路で、増水ごとに困難していた。永久に流れない橋として安政5年(1858年)に架けられた石橋である。詳細は記念碑に刻してある。

これがその記念碑ですが、コスモスのために橋が隠れています。記念碑は見ましたが、私の実力では読んで理解することはできません。もう一度ここを訪れ、読んでみたいと思います。