クスが見守る京陵中 京陵中学校だより
文責・福井 俊介
平成18年度
12月号
今月の言葉
地を養えば花は・・
学校の掲示物の一つ。「地を養えば 花は自ら開く」 実際の花と考えれば、プランターの土のことかなとも考えられます。畑土に牛糞・腐葉土・赤玉土・配合肥料を入れて、栄養たっぷりの土作りをしています。そのおかげでしょうか、キンセンカとパンジーが元気よく咲いています。一方、花を生徒に例えることもできそうです。そうすると、土は学校生活における基礎学力と基本的な生活習慣といえるでしょう。3年生の教育相談も終りました。これまで先生方の教えを守り努力した3年生ですから、四月の笑顔を楽しみにしています。
本校では人権教育の一つとして、ハンセン病をテーマにしています。13日に講師をお招きして、人権教育講演会を開催しました。難病支援の会会長を努める宮崎さんの講演は、分かりやすい内容でした。しかし、私たちが経験できない話なので、生徒たちも感動したようです。恵楓園でのボランティア活動の内容、入所者の方の辛い思いなどをたくさん教えていただきました。正しい知識と理解が、予断・偏見をなくす第一歩となるでしょう。
3年生の総合的な学習の発表会が、12月12日の午後行われました。ステージの部と展示の部の二部構成になりました。掲載した写真は、ステージでのちょんかけごま実演です。短期間でしたが、ひものかけ替えができるようになりました。これからも練習を継続すれば、卒業までに「足くぐし」ができるようになるでしょう。
理数大好き事業の一つとして、「算数・数学おもしろランド」を開催します。今週の23日(土)と24日(日)の二日間、熊本博物館の特別展示室で行います。数学に関する教材やパズルを操作して、楽しく学ぼうというものです。展示の教材はすべて私の手作りで、130個ほどあります。入場無料ですから、京陵中の皆さんもぜひ来てください。10時から16時までです。小学生も案内しています。私も会場にいますから、どうぞ遊びにお出でください。パンフレットをご覧ください。
サッカー部のお父さん方と一緒に、孟宗竹の切り出しに行きました。場所は高平台の竹林です。生徒の協力もあり、作業は早く終りました。軽トラックが傾くような大きな竹で、学校に帰るまで恐る恐る運転しました。そして18日に出勤したら、見事な門松が完成していました。高さは3mを超え、竹の周りにはどこかで見たようなハボタンが植えられていました。サッカー部の皆さん、お世話になりました。
冬休みに入って、本校でアスベスト除去の工事が始まります。学校のアスベストは飛散しないタイプですが、今回の工事で完全に除去されます。工事の場所は数ヶ所あり、3年職員室近くの階段二ヶ所・3年昇降口・第1音楽室・第1音楽室へ行く階段となります。アスベストそのものの除去は生徒のいない休日に行われ、工事現場はシートで二重に密閉されます。生徒の安全確保を第一に考えていますが、生徒の移動が回り道をすることになります。しばらく辛抱してください。
本校にきて、最初の正月になります。記念になるものをと思い、工作をしました。図書を参考に、親子のイノシシの置物を作りました。来年は亥です。本校の玄関に置きました。この他にもヘチマを利用した正月飾りや、トールペイントの作品を並べています。ちなみに息子はイノシシ年生まれです。親の言うことは全く聞きません。二学期も保護者の皆様方から、多くのご協力をいただきました。お礼申し上げます。新しい年が、皆様にとってすばらしい年になることを祈念いたします。
リニアモーターカーは磁力を使うので、大量の電力を使います。その結果、大気中にCO2が排出されるとか。環境に優しいのが、エアロトレインらしいです。熊大から学生と先生ががやってきて、飛び入り授業がありました。興味があったので参観しましたが、生徒のために実験もしてくれました。列車に翼をつけた乗り物で、10cmほど浮上して走るとか。大学の先生に実験機(日向市)に乗せてくださいとお願いしましたが、制動装置に不安があるということで断られました。残念。
修学旅行の写真を紹介します。私も初めて見たのが、光輝く金閣寺です。東大寺のシカと遊びましたが、観光慣れしています。私も煎餅を食べました。まずいです。ホテルで、舞妓鑑賞がありました。生徒から質問がたくさん出ました。
編集後記と雑談 ●福井農園は、収穫するものがあまりありません。ニンジンは雑草の中でやせていますし、ダイコンも終わりを告げようとしています。このまま春を待ちましょうか。草取りをしたり、土作りに汗を流します。 
愛犬チェリーとの散歩は、コート着用ででかけます。寒くなりました。19日の朝、車の窓ガラスが凍っていました。