クスが見守る京陵中 京陵中学校だより
文責・福井 俊介
平成18年度
3月号
今月の言葉
何のために働くか
立志式でパネルディスカッションがありました。「何のために働くか」という問いに対し、満足すべき回答ができず、しばらく考えていました。ある日のこと、テレビを見ていたとき、なるほどと思う回答を知りました。働くことは経済的に自立することである。→ そのことは家族が幸せになることである。→ 生活が安定することは社会の安定ことにつながる。つまり、世界が平和になっていくことである。つまり、働くことは世の中が平和になることである。テレビの出演者の話に、一人納得しました。さて、来年のテーマは何でしょうか。
有終の美を飾った三年生が、すばらしい卒業式を演出してくれました。感動のあまり、涙を流す生徒も多数見受けました。来賓の方からも、すばらしい卒業式だったと誉めていただきました。244名の前途を祝し、これからの活躍を期待します。 三年生に感謝の気持ちを表すため、式辞の中に「皆さんの日々の学業生活に中学生本来の姿を見ることができ、私自身も皆さんに出会ってよかったと思っています。」 という一文を挿入しました。写真のパネルは美術の卒業制作の作品で、「響き」というテーマです。校舎の壁面に掲示されます。
合唱コンクールを終えた一年生は、昼休みにドッジボールで遊んでいました。校庭に生徒が多いので、何事かと思ったほどです。いつもこのように昼休みに遊んでくれたら、熊本市児童生徒の体力も向上するでしょう。左は2年生、右は2年生のクラスマッチの様子です。種目はドッジボール。学級対抗でもあり、かなり盛り上がっていました。教室では見えない生徒の姿に、びっくりすることの連続でした。
学校評価の質問で、「学校の情報が十分に発信されていると思いますか」というのがありました。肯定意見は保護者・教職員のどちらも8割でした。学校便り、学級便り等いろいろありますが、楽しみに待っておられる方も多いかと思います。授業参観と学級懇談だけでは、なかなか学校の様子が分からないのかもしれません。これからも学校便りは発行しますから、どうぞ感想などお寄せください。なお、私のホームページでは、毎月の様子も公開していますから、お暇なときにご覧ください。
こちらの写真は、2年生の合唱コンクールです。インフルエンザで練習もままならず、3月6日の実施となりました。心を一つにして、学級の団結を示してくれました。この日は学校評議員会も開催しましたので、協議の後に体育館へ案内しました。久しぶりに学校行事を見て、そして合唱コンクールに喜んでいただきました。プリントで説明することも大切ですが、生徒の平素の姿を見ていただくと、理解も早いかと思います。
文徳高校の卒業式に出席しました。卒業式後に、生徒の表彰がありました。小学校入学以来12年間の無欠席・無遅刻の生徒が三人いて、一人は京陵中学校の卒業生でした。池田小に入学以来、文徳高校を卒業するまで一日も休まなかったことになります。私も通知表を捜して調べたら、中学校三年間で5日間欠席していました。 翌日の3月1日は、第一高校の卒業式でした。ここでも表彰がありました。親子四代表彰というのがあり、本人・母・祖母・曾祖母と続いたようです。曾祖母の方は、昭和4年卒業でした。歴史を感じます。井芹中に勤務していたとき、京陵中出身の方がたくさんいました。本校でも三代続いた家庭があるかもしれません。さて、平成19年度は、本校創立60年を迎えます。
3月中旬からクスの葉が目立つようになりました。16日の朝掃除で、正門周辺で4袋、中庭と体育館周辺で3袋の落ち葉が集まりました。昨年4月に着任したときから、その量に驚きました。いよいよ5月末までの二ヶ月間、落ち葉処理に追われます。多いときは、45ℓビニ袋で20個ほどになります。生徒の皆さんの力に頼るほかありません。 スクールボランティアを募集します。3月末から花の種まきを開始します。育苗箱を利用して、大量に作る予定です。これは一人でもできます。問題は移植作業です。育苗箱に育った数千の苗を、黒のビニポットに移植しなければなりません。この作業だけは、一人の力ではできません。ぜひとも保護者の方の協力を得たいと考えています。時期は6月です。連絡を待ちます。
理数大好きの図書を小中学校に配布しながら、20校ほど訪問しました。その都度各学校の花壇や緑化のアイディアを撮影してきました。これはすごいと感じる風景に、まだまだ努力が足りないことを感じています。参考になることも多かったので、これから京陵中の緑化活動を推進する予定です。左の写真は、入学式に合わせてそだてたチューリップです。右は最近作った掃除道具整理箱です。ホウキと松葉かきを立てました。
編集後記と雑談 ●案内があったので、ある施設の行事に参加しました。感謝の集い。幼い子どもたちの劇と音楽に気分がのって、ちょんかけごまを披露しました。その後テーブル周辺に集まった子どもたちを相手に、得意の一発芸を見せました。かなり受けました。おじちゃん、もう一回とアンコールでした。 
福井農園の近況報告。新聞折込に野菜苗を見ましたが、この時期に購入しても育つかどうかは疑問です。しかし、4月下旬になると苗がなくなります。今年はナスを減らして、ピーマンを多くします。さらに、イモ類も増やします。 
愛犬チェリーの鎖が外れていました。月曜日はチリ出しの日。案の定集積場は生ゴミが散乱。袋とホウキを持ち込み、出勤前の清掃活動をしました。