クスが見守る京陵中 京陵中学校だより
文責・福井 俊介
平成19年度
 3 月号
今月の言葉
学校評価の反省
保護者の皆様には大変お忙しい中に、学校評価のアンケートに答えていただきました。(半数調査です。)生徒と先生方にも、同じ調査をしました。昨年も同じ傾向でしたが、学校の教育方針や教育目標がわかりにくいという反省があります。学校便りだけでは、説明不足のようです。日々の教育活動は、先生方の学級通信・学年便りで情報提供がなされています。これからも敷居が低い学校をめざしますので、どうぞよろしくお願いします。
今年もまた、すばらしい卒業式を演出してくれました。15歳の春に、259人が本校を巣立ちました。例年より多い保護者の方の出席があったということで、私自身も嬉しく思いました。2年生が見守る中で、山本さんの答辞を聞きました。途中で涙ぐみ、別れのさみしさを感じたようです。学年委員長さんの謝辞の中に、パンジーの花を取り上げていただきました。ありがとうございました。
10時開式、卒業証書授与と式辞は私の仕事です。整然とした中で、一人一人に証書を手渡すことができました。閉式は11時35分。閉式後の構成詩と合唱もすばらしく、感動を呼びました。卒業生退場は、12時でした。来賓の方が帰るときに「すばらしい卒業式だった。礼儀正しく、返事も良い。これなら日本も安心だ。」と話されたのが印象に残りました。50人近い来賓の方の前で、卒業生は京陵中学校の良さを披露してくれました。左の写真は、卒業記念の作品です。
二年生のクラスマッチが、3月13日(木)の午後に行われました。カメラ片手に応援しましたが、男女ともに迫力を感じました。天気も良く、生徒もストレスが発散できたようです。強く投げられてもキャッチする生徒、何度もボールを避ける生徒と様々です。クラスマッチになると、教室で見られない生徒の姿がありますから、大変賑やかな雰囲気になります。
福井農園では、楽しい農作業の開始です。左の写真は、シイタケのコマ打ち風景です。阿蘇の友人に頼んで、大きなクヌギ24本を貰いました。早速自宅で穴を開け、800個の種コマ(シイタケの菌を培養したもの)を打ちました。二夏経過して収穫となります。右の写真は、サトイモの植え付けです。5月でもいいのですが、忙しくなると大変ですから早めに植えました。半分近くは昨年の親イモを利用しました。根菜類の野菜は、収穫の喜びが倍増します。
本校でも4月の新入生から、男女混合名簿にします。すでに新入生は、小学校で経験しています。公簿等はすべて混合名簿で統一しますが、性差やプライバシーの観点から、身体測定・キャンプや修学旅行の部屋割りは従来通りです。その他合唱コンクール等も男女別とします。 卒業生から寄せ書きをいただきました。学級の生徒が、私あてに感謝の気持ちを書いていました。部活動の応援に来たこと、花の世話をしたこと、集会で話をしたことが中心になっていました。画用紙1枚の寄せ書きは、私の宝物として校長室に掲示しています。
障害の文字表記を、障がいにします。総務局と健康福祉局の文書を受け取りました。それによると、以前は障礙と書いていたとか。昭和21年に当用漢字表から削除され、害の文字を当てて使用したとのこと。人権意識の高まりの中で、害の文字をひらがなにします。 卒業式の様子が、RKKテレビで放映されました。私は見ませんでしたが、思いがけない人から電話がありました。一人は、草部南部小時代の青年団の友人です。30年ぶりの声の便りでした。もう一人は、花陵中の教え子です。学校に来ました。25年ぶりに再会した生徒は、すでに40歳でした。
パズル教材を作っている場面です。名づけて「40個シリーズ」。おもしろランドの教材を元に、パズル教材を制作します。手作りの作品を、市内の小中学校や施設にプレゼントする予定です。どこまで作れるか疑問ですが、1年間かけての作業になります。 暖かい陽気に誘われ、植木市に出かけました。白川河川敷での開催がなくなり、自宅から遠くなりました。いくつものハウスの中を歩きながら、盆栽や花鉢を楽しみました。購入したのは花でなく、籐かごと漬物と揚げ物でした。籐かごは福井農園に行くときの荷物入れになりました。
編集後記と雑談 ●中庭で育てたチューリップの鉢とプランターを、正門近くに移動しました。すべて咲けば、来校者にも喜んでもらえます。入学式に咲けば、新入生歓迎の気持ちが伝わるでしょう。 
ある先生から、大変興味のある不思議な玩具を2つ貰いました。一つはパイプの中に三本の紐が入っていて、1本を引くと別の紐が引かれるものです。もう一つの玩具は穴のあいた板に、それより大きな棒(矢の形)が通過している玩具です。仕掛けを教えて貰ったので、最近はその制作に熱中しています。 
愛犬チェリーは元気です。寒くなってからプレゼントした二枚のマットは、すでにボロボロになっています。夜の気温に応じて、愛犬がベッドメーキングをすることを知りました。寒いときは、くわえて小屋の中に入れたようです。昼間は外に引っ張り出しています。  
平成19年度の学校便りは、今回で終わりです。保護者の方と話をするとき、学校便りの内容になることがあります。こんなときは読んでもらったことが分かり、明るい気分になりますし次も頑張ろうと考えます。来年もどうぞよろしくお願いします。