クスが見守る京陵中 京陵中学校だより
文責・福井 俊介
平成20年度
 5 月号
今月の言葉
行事の中で人は育ち
教室の授業だけで1年間が過ぎるならば、子どもたちの生活は無味乾燥となることでしょう。学校生活の中にいろんな行事があるから、子どもたちの生活は潤いのあるものとなっています。行事に至るまでの取組みの中で、生徒は協力したり友情を深めたり、そして創意工夫をしていくようです。今年の運動会もすばらしい感動を与えてくれました。行事の中で人は育ち、絆を深くする。そんな印象が残った運動会でした。
運動会という同じ行事なのに、毎年異なった印象を残してくれます。地域の方や保護者の方に励まされ、18日(日)の運動会は盛り上がりました。入場行進は整然と行われ、生徒会の役員も開会式で「日本一の運動会」を宣言してくれました。応援団の演舞も見ごたえがありました。私が京陵中に着任したとき、リーダーはまだ1年生でした。テントで撮影していた保護者の方が、涙を流されました。子どもの成長に感動したようです。他にもハイライトは続きました。「ソーラン節」と「エッサッサ」です。期せずしてアンコールの声がかかりました。激しい運動で生徒も大変だったと思いますが、保護者の方は満足したと思います。

    

PTA役員の皆様には、早朝から正門や近隣の店で交通指導をしていただきました。場所取りの指導もお世話になりました。2.3年生が着用したソーラン節の法被は、有志の方に作っていただきました。地域の方に提供していただいた矢旗を裁断し、59着が完成しました。毎年大切に使用いたします。生徒も嬉しくて、記念写真を撮りました。来賓の方の中には、閉会式まで見学していただいた方がいました。本校同窓会が寄贈したテント4張りと卒業記念のテント2張りのお陰で、生徒全員が大きなテントの中に座ることができました。多くの方に支えられ、最大の行事である運動会が挙行できました。地域の皆様、保護者の皆様に厚くお礼申し上げます。
5月1日の思い出 → @PTA総会の挨拶の中で、今日は私の誕生日ですと言ったら、思いがけず拍手していただきました。放課後知人から花束が届きました。福岡の孫からもお祝いのメールがきました。しかし、還暦の声を聞くと何ともいえない気持ちです。 A学校の落ち葉が大量に溜まりました。事務室の平野先生が軽トラックを借り、環境センターへ運んでくれました。往復5回の大変な作業でしたが、お陰で学校がスッキリしました。 BPTA総会の前に授業参観がありました。第一高校に案内をしていたら、校長先生以下5人の先生が参観にやってきました。嬉しかったです。
私の農園に、8・9組の生徒を連れていきました。生活体験を増やすことで、彼らの社会性を延ばすことができると考えています。20日(火)の10時に畑に着き、早速エンドウ収穫です。1時間ほどで、2ケース分が取れました。彼らのために収穫をせずに残したエンドウですか、後日エンドウ豆ご飯を食べたとか。調理実習も食事作法も体験学習の一つです。次はジャガイモ掘りです。
ちょんかけごま保存会の定例会が、5月11日(日)の午後1時に二ノ丸広場で行われました。5月定例会は、例年こまの昇段試験があります。今年は出席率がよいので、私も試験を受けました。段位は「初段」です。合格の条件は、大振り・足くぐし・背くぐしの三つの技ができなければなりません。ここまでは私もできますから、合格でした。来年は二段を受験します。合格の条件は、頭上回転・ウグイスの谷渡り・コイの滝登りの三つの技です。ちなみに受験資格は、年間11回の定例会に6回以上の出席です。
トールペイントのペーパーホルダーは、20個ほど作りました。各階のトイレに設置したところ、生徒の評判もいいようです。次に作ったのが、保健室前の健康観察簿用のケースです。幅が狭く、作成するのに時間がかかりました。ケースは三個作り、現在保健室前の廊下で使用中です。 学校の花壇に咲き誇ったパンジーも、ついに終りを告げました。草刈り機を使って、パンジーの処理をしました。引き抜いて処分すると、大量の土が花と一緒に捨てられるため、花だけの処理にしました。今年は学級花壇の話もありますので、校舎前の花壇をプレゼントします。
編集後記と雑談 ●心を癒す福井農園は、忙しい時期を迎えています。タマネギ・ニンニクの収穫が終ったかと思うと、今度はジャガの収穫をしなければなりません。エンドウの後始末は、ツルを外して支柱とネットを片付けなければなりません。うーん、時間が欲しい。 
●21日に地域の方からおほめの電話がありました。検察庁前を愛犬と散歩中、本校生徒(野球部)が礼儀正しく挨拶をしてくれたということです。立ち止まって帽子を取って挨拶。本校の目標は、自挨・自掃・自学。 
●我家の愛犬チェリーは、最近夜鳴きをします。近所迷惑になりますので、深夜2時の散歩となります。それから悩みます。起きたまま仕事をするか、もう一度寝てしまうか。