▼Ф▼ ギネスの不倒こまを作る ▼Ф▼

ギネスブックには、こまに関する記録が載っているそうです。実際に読んだことはありませんが、新聞に紹介されたことがあります。その新聞の記事は、平成6年1月4日の夕刊です。このこまは、「不倒こま」と呼ばれます。やじろべえ式のこまですから、決して倒れることはありません。条件としては、道具やモーターを用いずに、手回しで回転させなければなりません。

さて、新聞記事をもとに、平成14年に二つ作成したことがあります。しかし、満足する結果が得られないので、平成16年の夏に再び作成しました。興味のある方は、挑戦してください。材料が揃えば、1時間ほどで完成します。

材料 @クッキーの空き缶 A板鉛数個(幅1.5cm、長さ30cm、厚さ0.4mm)〜釣具店 Bなべ用のつまみ〜百円ショップ C幅1.5cmの両面テープ D押しピン1個 六こまをまわすコップ〜底の部分がくぼんでいる物

作成 @空き缶と同じ半径の円を紙で作り、缶の底に置いて、中心に目印を入れます。 A缶の中心にドリルで穴をあけます。穴の直径は、つまみのネジの部分より少し大きめにします。 Cつまみの先に瞬間接着剤で押しピンを付けます。 Dつまみを取り付けます。

作成 D板鉛を広げ、鉛筆等で伸ばししわを取ります。 E板鉛に両面テープを張ります。 F缶の内側に板鉛を貼っていきます。私の場合、4枚貼りました。重ね貼りしますから、最初に貼った位置に目印をいれておいてください。

調整 @コップに缶を乗せると、どちらかに傾きます。そこで軽い方に板鉛を追加して、水平になるようにします。 A缶を回転させると、中心からずれているのが分かります。そこでつまみをゆるめ、押しピンの先が中心になるようにします。 B先ほどの@とAをくり返します。

完成しましたから、いよいよコップの上にこまを置き、つまみをひねって回転させます。缶が大きいので、ゆっくり回転している感じです。ただし、やじろべえ式ですから、回転が止まってもコップの上に乗っています。このこまも残念ながら、6分程度でした。なべのつまみの代わりに、ボールペンのような形の心棒にすれば、両手で回転させることができるはずです。さらに研究しなければなりません。