▼Ф▼ 熊本の彦一こま ▼Ф▼

平成15年12月17日(水)の熊本日日新聞・朝刊に「たぬきこま」の紹介がありました。熊本県八代郡宮原町の井芹さんが作っている、たぬきの形をしたこまです。そのまま置物になるものですが、分解すればすべてがこま(四個)になるというものです。

この記事を読んで、「そういえば、私の家にも似たような物がある。」と思って、捜してみました。それが、この彦一こまです。改めて感心し、分解して回してみました。

 

高さ10cmほどの、かわいいカメの形をしています。こまに興味がない方は、この形を見てもただの置物としか思わないでしょう。かなり精巧な作りで、九つのパーツで構成されています。そして、それらはすべてがこまなのです。大中小と分けると、大は甲羅、胴、台の三個です。中は頭と尾になります。そして、足の四個が小になります。合計9個。動物をかたどったこまは他にもありますが、これほどたくさんのパーツで作られたこまは少ないと思っています。しかも仕上がりもきれいです。

 

 

このこまには、思い出があります。10年ほど前に勤務していたJ中で、私のファンクラブが結成されました。学期に一回ほど懇親会をしたり、温泉へ出かけていました。世話係の奥さんの実家(宮原町)で新年会をしたとき、私たちが頂いたものです。その時伺った話では、特注品だったようです。多分同じ町内ですから、同じ方が作ったと思われます。購入すれば、2000円以上はするかもしれません。大切に保存します。