▼Ф▼ 日本の独楽資料館 ▼Ф▼

平成15年10月11日(土)に、以前から出かけたいと思っていた「日本の独楽資料館」を訪問しました。資料館の場所は、福岡県飯塚市立岩1122−1、国道201号線沿いです。飯塚市役所の前を東へ進み、筑豊本線の陸橋を超えて500mほど進んだ場所にあります。左側に大きな看板がありますから、捜しやすいと思います。それでは、資料館をご案内します。

 

開館日は、毎週土、日曜日・祝祭日。平日の予約は可。開館時間は、午前10時から午後5時まで。入館料は、大人200円・子供100円。団体割引あり。交通はJR新飯塚駅より徒歩10分。電話番号は、0948(23)5300。館長は、花元克巳さん。

 

資料館に入ってすぐ目につくのが、この世界一大きなこまです。高さ3m、円周11.2m、重さ8トンのこまです。「竜神瑞祥大独楽」と名付けられたこのこまは、竜神と七福神が描かれています。芯棒が上下で固定されていますので、手でゆっくり回すことができます。

右の写真は、こま2500個を展示した「こま雛十段飾り」です。ひな人形や伝承のひな道具などによって、豪華に飾られています。高さ3m、横3.5mの十段に、2500個の雛独楽は圧巻です。

 

資料館に収集されたこまは、全体で5000点ということです。日本全国から収集されているので、地域別にみることもできます。ベーごまはもちろんのこと、源水こまやちょんかけごまも展示してありました。また、日本のこまだけでなく外国のこまも展示してあります。

左の写真は、伝承民族芸能豊後錦独楽です。右の写真は、飯塚の「三楽独楽(さんらくこま)」です。この他にも、珍しいこまがたくさんあります。例えば、30日間回り続ける久遠のこま、ギネスブックにのった不倒こま、直径1mmのこまなどがあります。展示は六つのコーナーに分けられており、説明用の録音テープが流れます。

 

写真はこま資料館の全景ですが、左端に別館「立岩独楽工房」が見えます。ここには木工旋盤があり、制作実演が楽しめるようになっています。私もいつかはこま制作に挑戦したいと思っています。今まで見たこともないこまが多数あり、興味が沸いてきます。