▼Ф▼ 第3回こどもちょんかけごまフェスティバル ▼Ф▼

今年も「第3回こどもちょんかけごまフェスティバル」が、熊本市立春日小学校の体育館で開催されました。三回目のイベントは、平成18年1月21日(土)に開催されました。毎年参加している私は、写真記録係になりました。デジカメは慣れていますが、初めてのビデオ撮影に挑戦しました。

春日小学校は、熊本駅の西側にあります。開会は10時なので、9時過ぎには到着しました。受付で開催要項と、肥後ちょんかけごまリーフレットを受け取りました。早速撮影の準備をして、開会を待ちました。体育館では、小学生や保存会の方が練習をしていました。

10時になり、いよいよ開会です。実行委員長の春日小校長先生はじめ、保存会の会員や地域の皆さんも出席しています。保護者の方も湯茶の接待係として、がんばっておられます。右上の写真は、開会式の様子です。

 

開会行事の一つに、春日小子どもちょんかけごまクラブによる実演がありました。上の写真は、三人でこまを受け渡す場面です。毎年開催されているので、子どもたちも練習を重ねてきました。人吉から駆けつけた中学生がいますが、彼は大人顔負けの実力を持っています。「なわとび」や「川下り」を得意としています。

 

開会行事の後は、いよいよ交流活動です。保存会の皆さんが、参加者に技術指導をしています。子どもだけでなく、若いお母さんも熱心に練習していました。体育館には床が傷まないように、ビニールシートやマットが敷かれていました。ビデオテープを見直すと、こまが床に落ちる音が響いていました。200人以上の人が、所狭しと頑張っています。

 

交流活動の次は、保存会の会員による模範演技です。すべての技を見る機会はめったにありませんので、撮影に集中しました。左の写真は、足くぐしをしている前会長の吉永さんです。普段から春日小学校の児童に、技術指導をしておられます。

再び交流活動(練習)になり、最後に子どもの発表会でした。低学年から順に、習得した技を保存会の前で披露しなければなりません。緊張した面持ちでこま回しをしていましたが、同じ学年でも違いがあります。この発表会の結果を見て、保存会の認定証が交付されることになります。認定証をもらうために、真剣な表情で実演していました。

 

12時半になり、閉会式です。ちょんかけごま保存会長の中村さんから、子どもたちに認定証が渡されました。春日小学校の児童はレベルが高いですから、大人になって次の世代に伝えることでしょう。熊本市の無形文化財に指定されているちょんかけごまの技を、普及発展させるのが保存会の目的です。私も保存会の一人として、こまの楽しさを伝えたいと考えています。

今年のフェスティバルは、私にとって大変有意義なものになりました。なぜなら、こまの技術を撮影できたことと、放置していたビデオカメラの操作に慣れたことです。さらに動画の編集もすることができ、15分の長さに抑えることができました。これまで悩んでいたことが解決し、パソコンでタイトルや字幕を入れ、動画のつなぎ目には効果を入れることができるようになりました。さらにCD−Rにコピーして、視聴覚コンクールに提出しました。