▼Ф▼　うぐいすの谷渡り　▼Ф▼

うぐいすが飛びながら、谷を渡っていく様子を表しています。大振りから入ります。ただし、こまはあまり傾けずに、垂直になっている状態です。頭の上にこまを放り上げ、それを下からひもで受けます。写真でわかるように、受けるときのひもは短く持っています。ひもを長く持つと操作もしにくく、せっかく乗ったこまがバウンドして、地面に落ちやすくなります。

こまを受けたら、つかんでいるひもをゆるめていきます。上手な人は、両手全体を使います。こまは右回転していますから、回転方向へ進もうとします。もしこまが左にあれば、右手を少し高くします。ゆっくり上らせるためです。こまが右手に近づいたら、今度はさらに右手を上げ、左手をさげます。そうすると急勾配のため、こまは左方向にすべり下ります。これをくり返して、数回往復させれば、大成功です。

二枚の写真では分かりませんが、この方はこまの動きにあわせて、身体を左回りに一周しています。その間に少しずつひもを長くしています。なれないうちは、こまがひもに触れて回転が落ちたり、こまが水平になって操作不能となります。
私が持っているとても古い図書に、巨人軍川上監督がうぐいすの谷渡りをしている写真がありました。

二の丸公園での撮影です。会員の方にお願いして、うぐいすの谷渡りをしていただきました。平成１６年２月１１日。