長崎市・袋橋 

平成15年8月20日長崎市で研修会があり、その帰りに訪れました。時間的に余裕がなく、写真撮影だけをしました。

場所 袋(ふくろばし)の所在地は、長崎県長崎市です。近くには諏訪小学校がありますが、栄町と古川町をつないでいます。中島川には数多くの眼鏡橋があったものの、洪水によって流失しています。この橋は流失を免れました。

石造りの単一アーチは、かなりなめらかな弧を描いています。橋のアーチは、円全体の四分の一程度ではないでしょうか。路面中央は輪石だけであり、壁石はありません。このように低い高さを保ったのは、両岸の道路との関係と思われます。

橋に関する資料は、まったくありません。架設の年代、橋の長さ等もわかりません。この橋の上流に有名な眼鏡橋があるため、あまり興味をもつ人はいないような気もします。

現在もしようされている現役の橋です。路面は石畳になっていて、昔のままの面影を残しています。欄干等も立派ですが、お隣の眼鏡橋を撮影するための石橋といった感じです。