L 楽しい問題集 

平成17年12月24日(土)と25日(日)に、熊本県民交流館パレアにおいて、「算数・数学おもしろランド」(数学の祭典)を実施しました。その内容をご紹介します。

教材は100個ほど完成しましたが、おもしろランドの参加者が200名ほどになると対応できません。せっかくやってきたのに、参加者をたいくつさせるわけにはいきません。そこで考えたのが、「楽しい問題集」です。印刷物は大量に準備できますから、原稿が完成すればあとは楽です。

 

13 楽しい問題集

楽しい問題集は、18種類になりました。原稿はA4サイズに手書きしましたが、印刷はB5サイズに統一しました。教科書や問題集に掲載されたものは選ばず、遊び感覚の問題を集めました。手持ちの図書からこつこつ集めたところ、いつのまにか18枚になりました。

一般的な問題・・・・・9枚 〜 一枚の原稿に4問を記入。簡単な図形問題等。
立方体の問題・・・・・2枚 〜 教材との組み合わせ。切断と展開図。
数遊びの問題・・・・・2枚 〜 教材との組み合わせ。3を四個・4を四個。
一筆書きの問題・・・1枚 〜 10個ほどの図を記入。○×問題。
最短距離の問題・・・1枚 〜 教材との組み合わせ。
マッチ棒遊び・・・・・・3枚 〜 教材との組み合わせ。数式・図形・なぞなぞ。

 

問題集の工夫・1

問題のプリントは、B5サイズの紙です。すべての問題用紙は150枚印刷して、すっぽり入る封筒に収納しています。収納するポイントは、中に何が入っているかがすぐわかるようにすることです。そこで、問題文を一枚貼っています。解答は広用紙に掲示したのですが、色画用紙に書いたものを1枚封筒に入れてもよいでしょう。

 

問題集の工夫・2

楽しい問題集の中に、三角定規の角度を考えさせるものがあります。小学生のことを考え、厚紙で定規セットを作りました。二つの三角定規を重ねたり並べることで、15度の倍数が測れます。厚紙定規の欠点は、使用するうちに角がつぶれることです。

熊本県民交流館パレアでの「算数・数学おもしろランド」、あるいは井芹中1年生が行った「井芹中数学パズル大会」でも、この問題をすべて持ち帰った人がいます。家に持ち帰って解いてみたいというのが、その主な理由でした。普段は嫌われものの数学ですが、この光景は嬉しく感じました。