P 知恵の輪 

平成17年12月24日(土)と25日(日)に、熊本県民交流館パレアにおいて、「算数・数学おもしろランド」(数学の祭典)を実施しました。その内容をご紹介します。

今回紹介するのは、知恵の輪です。「算数・数学おもしろランド」では、たいくつしのぎとして展示しました。その後新しい図書を購入して気づいたのですが、知恵の輪もなかなか奥が深いようです。そこで作りやすいものを自作して、教材に追加することにしたのです。ここの項目には、知恵の輪以外にも楽しい教材を紹介します。

17−1 知恵の輪・道をさがせ

実際には厚紙での紹介でしたが、厚さ15mmのラワン材にしました。その板に、コピーしたものを貼りました。二枚の組み合わせによる答えさがしですから、16通りの方法があります。根気強く並べれば、やがて正解が見つかります。
出典 東京図書 「IQスーパーパズル」 芦ケ原 伸之・著

17−2 知恵の輪・ロープをふやせ

写真では、輪になった一本のロープです。この四枚のカードを並べかえると、三本のロープになります。そのロープも輪になります。これもラワン材で作りました。四枚の板の角を固定して、回す感じで並べます。
出典 東京図書 「IQスーパーパズル」 芦ケ原 伸之・著

17−3 知恵の輪・玉をはずせ

       

2個の球が、ひもでつながっています。この玉をはずせというのが、問題になります。実は12月末の「算数・数学おもしろランド」で展示したところ、半分近くがこわされました。クリアシートをやぶられたり、あるいはひもがちぎられていたのです。そこで、ホームセンターで2mmのゴム板を購入し、新しく作成しました。それが、右の写真です。工夫した点は、切り目がさけないように、パンチで穴をあけました。
出典 東京図書 「100%楽しめる手づくりパズル」 ボタマンズ・著 
芦ケ原伸之・訳

17−4 知恵の輪・迷路

なかなか楽しく、かつすばらしい発想の迷路です。迷路の絵が工夫されていて、でっぱりがあります。このでっぱりの道には行けないという条件がついています。ヒントは、正解の道すじが同じ場所を二回通過するというものです。
出典 
東京図書 「IQスーパーパズル」 芦ケ原 伸之・著

17−5 知恵の輪・アフリカンボール

   

アフリカンボールは、歴史も古いようです。いろいろ発展してきたパズルですが、素人でも簡単に作れます。私の場合、長さ25cmの棒に穴をあけ、3cmの球を取り付けました。さて、問題は「玉を移動させなさい」というものです。玉を二つ取り付けた場合は、「二つの玉を一緒にしなさい」となります。玉の位置が分かりやすいように、シールを貼りました。
出典 新紀元社 「知恵の輪読本」 秋山久義著・著

17−6 知恵の輪・ひもをはずせ

   

このパズルは、かまぼこ板でも作れます。問題は、「ひもをはずしなさい」となります。いろんな形が考案されていますが、一番単純な形にしました。正解がわかるとなるほどと理解できますが、最初は戸惑うことでしょう。長さ20cm、幅6cmのアガチス材に穴をあけ、3cm角の板を取り付けました。
出典 新紀元社 「知恵の輪読本」 秋山久義・著

 

この知恵の輪は、もっと増やすことができます。参考図書を捜していたら、新しいものが手に入りました。しかし、知恵の輪は金属製品が多いようです。大きな百円ショップの店で入手できますので、少しずつ買い揃えています。