R アイディア小道具 

平成17年12月24日(土)と25日(日)に、熊本県民交流館パレアにおいて、「算数・数学おもしろランド」(数学の祭典)を実施しました。その準備物をご紹介します。

 

1 問題文とスタンド

2cm角のラワン材を、20cmの長さで切りました。ホームセンターでお願いしたところ、あっという間に切断できました。そして、この棒二本ではさむように洗濯バサミを接着したのです。洗濯バサミは、100円ショップで入手できます。このスタンドは100個ほど作成して、問題文のスタンドにしました。ただし、問題文の条件として固い紙にする必要があったので、ラミネート加工をしたのです。スタンドにはいろんな形があると思いますが、このタイプでよかったと思うのは、段ボール箱にたくさん収納できたことです。

     

 

2 作品と収納箱

左の写真のように、作品の大半は30cmの箱に入れました。整理しやすいことと、傷が付かないようにするためです。タングラム等は、箱から出して遊びます。そこで、底板を二重にして、一枚をくりぬいています。さらに、子どもたちが片付けるときにまごつかないよう、切断の線も下の板に書きました。箱を作るだけで時間がかかりますが、使用するときのことを考えました。また、いくつも重ねるときに傷が付かないよう、木枠は作品よりも高くなっています。

     

 

3 筆箱と問題押さえ

子どもたちのために、楽しい問題集を作成しました。この問題を解くために、鉛筆が必要です。100円ショップに適当な物がなく、15個の筆箱を自作しました。縦25cm横12cmのサイズです。これを机の上に置けば、鉛筆が散らかることもないでしょう。
問題用紙が吹き飛ばないように、問題押さえ(文鎮)も作成しました。これは立て看板を作成したときの、余った木を利用しました。ペイントで花柄をつけています。

     

 

4 受付での箱

参加者に対して、受付で配布するプリント類があります。例えば、アンケート用紙等です。それらを入れる箱も作りました。サイズはA4の紙がすっぽり入る大きさです。木材に余裕があったので、5個作りました。高さが5cmありますので、縦の長さに余裕を持たせて取りやすくしています。

 

今まで経験したことのないイベントを企画したので、いろんなことを想定しました。できるだけ経費がかからないことと、木のぬくもりを感じさせたいとは思っていました。紙と木は、地表で製品化される物です。金属とガラスの原料は、地下にあります。木のぬくもりというのは、私たちにとって身近な物から感じる雰囲気だと思います。