■ S 協力と準備物など ■
平成17年12月24日(土)と25日(日)に、熊本県民交流館パレアにおいて、「算数・数学おもしろランド」(数学の祭典)を実施しました。その準備物をご紹介します。
1 ラミネート加工の掲示物
下の写真3枚は、立て看板に提示したものです。各コーナーの案内用として、プリントアウトしたものや拡大コピーしたものをラミネートしました。横の長さは、B4サイズです。これ以上の広さのラミネートは、本校ではできません。それぞれのカードの両端には、パンチで穴をあけています。
2 広用紙を利用した物
資料を整理して準備する中で、広用紙で説明する必要性も感じました。それは、錯視の問題です。ホームページを利用して、40枚ほどを印刷しました。それを貼った広用紙が2枚です。準備している中で、問題の解答をどのように教えるかということも考えました。スタッフはそれぞれ手元に解答集を持っていますが、思い切って掲示することにしました。解答その他を貼った広用紙は、14枚になっています。
教材の解答・・・・8枚 錯視の例・・・・2枚 楽しい問題集の解答・・・・2枚 数の遊び・・・・1枚 数のピラミッド・・・・1枚 合計14枚
3 作品の番号と記名
作品をならべるとき、子どもが解答を質問したとき、あるいは問題文を提示するとき、できるだけ早く対応する必要があります。そのことで、次のような工夫をしました。すべての作品に、通し番号をつけました。パソコンに番号とパズル名を入力して、厚紙に印刷しました。それらを一つずつ貼りました。また、この番号はすべての問題文にも入れて、さらにスタッフ資料(解答集)にも入れました。おかげで、収納や整理も早くなりました。作品の右下には、「箱から出して遊びましょう」のカードも貼っています。
4 スタッフ資料の作成
スタッフ資料を二つ作成しました。一つは、B5・100枚の解答集です。もう一つは、「楽しい問題集」の解答になります。こちらはB5・20枚になりました。どちらも片面印刷としています。本校の生徒が手伝ってくれたので、大変助かりました。二つの資料とも、30部作成しました。最初はこの程度の部数でよいと考えました。それは、作品を追加したとき、ページ番号が変化するからです。
5 16校への案内状
熊本市の理数大好きサブ地域には、小学校7校と中学校9校が指定を受けています。この学校に在籍する児童生徒は、およそ一万人になります。そこでアイディアマンの宮崎先生(藤園中)が、案内状をデザインしてくれました。各学校に送付して、冬休み前に配布していただきました。この案内状のサイズは、A4の片面以下札です。さらに熊本市教育センターへ出かけ、A3に拡大コピーとラミネート加工を依頼しました。それらは、案内の看板に掲示しました。
6 カラーシールの活用
パズルを作成するとき大変役に立ったのが、丸いカラーシールでした。色あわせやサイコロの目に、カラーシールを貼りました。これも100円ショップで入手したものですが、大中小の三種類がそろっています。大きな6cm角のサイコロには、5cmの色紙を貼りました。しかし、カラーシールには欠点があります。それは、木に対して粘着力が弱いということです。イベントが済んで点検したら、何枚かがなくなっていました。糊付けする必要があります。
7 機械と工具
パズルを作成するとき、最も活用したのは糸鋸とベルトサンダーです。この二つは五年ほど前に個人用に購入したもので、趣味のトールペイントに利用していました。工作は好きですから、他の工具も持っていました。切る・磨くは、大変時間がかかるものです。三ヶ月の間、休みなしに働いてくれました。ちなみに糸鋸の刃は4本折れ、サンダーのベルトは一枚つぶしました。
今回のイベントは、初めての経験でした。工作をしながら、何度かあせりました。休日も学校へでかけ、資料の整理と工作を続けました。何とか間に合いましたが、先生方の協力や励ましに救われ、子どもたちの笑顔に報われました。もうじき平成18年度を迎えますので、次の計画を考えています。今回のイベントで、私の技術と道具が生かされ、心から喜んでいます。