理数大好き事業工作の様子その@ 

 

私の趣味に、工作とパズルがあります。これらを生かして理数大好き事業のイベントができないかと考えました。企画委員には4人の先生に依頼したものの、各学校ではリーダーとして忙しい生活を送っています。それぞれの先生は、研究部長・担任・センター研究員・進路指導主事・生徒指導主事を担当していて、かつ部活動もしています。みんな仲良く、一緒に工作をしましょうなどとは言えません。

しかしながら、平成17年12月24日(土)にイベント(数学の祭典)を実施すると決定した以上、のんびり考えているわけにはいきません。本格的に取り組んだのは、10月からです。

写真は、4ミリ角のヒノキ棒をナイフで切っているところです。長さ10cmに切った棒を、およそ100本ほど準備しました。何に使うかといいますと、昔遊んだマッチ棒パズルの物です。休日の自宅の庭で、暇なことをしています。この工作が最初の教材となりました。10月1日。

写真は、校長室の前での作業風景です。自宅から電動ミシンのこを持ち込み、板を切断しました。この日の作品は、マス4個でした。すぐ近くには売店があり、生徒もうろうろします。作業が済めば、機械を片付けて掃除をしなければなりません。次第に面倒くさいと感じました。10月5日。

10月7日のことです。ふと思いつき、二階の空き部屋をのぞきました。古い机と椅子が、所狭しと大量に並んでいます。この部屋の広さは、教室二つ分はあります。作業をする場所にならないものかと考え、思い切って机を重ね、椅子も整理しました。根気強く移動させたところ、かなりの空間が生まれました。ついに私の工作室が完成したのです。それが、写真になります。

工作室の完成を祝い、ホームセンターで板を大量に購入し、学校へ行きました。工作室ができてから、休日も学校へ行くようになりました。本来工作は好きですから、ミシンのこを扱うのは得意です。写真は、二階での作業風景です。周囲はまだ散らかっていませんが、能率が上がりました。ベルトサンダーも持ち込んだのです。

私が集めた書物には、パズルの本も結構あります。算数数学と少しでも関連があるものは、とにかくコピーしました。その数100枚。写真は、それらをB4の紙に貼っているところです。また、私のホームページにリンクしていたパズルのページも印刷しました。場所は自宅。次に貼った紙を、内容ごとに分類したのです。この時点で、12項目程度にはなりました。この資料は100枚ほどあったのですが、毎日持参していました。

10月12日の昼休み、工作室に女子生徒がやってきました。いつも私がここにいるので、興味があったのでしょう。パズルの遊び方を教えたら、仲良く楽しんでいました。写真。このときの作品は、20個程度でした。私がこの部屋にこもるようになって、先生方に迷惑をかけました。電話の呼び出し、職印の押印請求、来客の連絡、行事等の相談など、二階へ来るようになりました。

写真は、ボールピラミッドです。20個の発泡スチロールが3〜4個連結され、ピラミッドの形に組むパズルです。完成して遊んでいたら、答えを覚えてしまいました。10月17日に作成したのです。教材を作るとき、できるだけ大きく作ることを心がけました。写真のようにすべてケースも作ったのですが、ほとんどが一辺30cmにしています。

コピーの切り貼りでアイディアは集まりましたが、作品の一つ一つに解説を付けなければなりません。なぜかといいますと、イベントで答えを尋ねられたとき、とっさに答えられないからです。切り貼りの資料をもとに、パソコン入力を開始しました。少しずつ増やしたのが、最後は90ページほどになりました。写真は、自宅での作業風景です。完成したら、1ページごとにプリントアウトをしたのです。

あれもしなければ、これもしなければと考え続けました。アイディアのメモは取りますが、工作が追いつかず、メモだけが増える日々でした。そんなとき、この両面看板を作成しました。イベント会場に立てるもので、3枚作成しました。10月31日のことです。作品が完成したら、必ず写真記録をするようにしています。デジカメの写真がいいところは、撮影の年月日と時間が同時に記録できることです。写真。この看板を見た先生は、必ず誉めてくれました。

このページは、平成17年10月の作業を紹介したものです。この部屋に移動したおかげで、誰にも邪魔されずに作業ができるようになりました。イベントまで、あと二ヶ月です。