理数大好き事業工作の様子そのB 

今回の報告は、平成17年12月の作業になります。

平成17年12月24日(土)と25日(日)に、「算数・数学おもしろランド」(数学の祭典)を実施すると決定しました。10月の工作開始から二ヶ月が経過しました。イベントの開催まで、残すところ一ヶ月です。緊張と不安が募りました。

写真は、休日に学校へ行き、校長室でラミネート加工をしているところです。作品が100個りますので、問題文も100枚になります。問題文の半分には図を添付して、コピーしたのをラミネートします。今までラミネートをしたことはありませんでしたが、今回の作業で上手になりました。

写真は、問題文とそのスタンドです。問題文を提示するスタンドは、いくつか考案しました。しかし、L字タイプのスタンドは箱詰めしたとき、かさばります。そこで、100円ショップの木製洗濯バサミを買い込み、二本の棒ではさんだ形にしました。そのためにも、問題文を厚紙かラミネートにする必要があったのです。

写真の説明をします。この二つは、片面の立て看板に取り付けるものです。横の長さは、B4の紙と一致しています。これは合計25枚になりましたが、すべてラミネート加工をした後、カッターで切断しました。

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写真は、保護者に貰った作業台です。座って作業するのに、ちょうどよい高さです。この時期の悩みは、イベントの参加者数でした。少なければ恥をかくし、多ければ対応できません。パンフレットは1万枚配布しています。

写真。そこで、補充用として、タングラム等の作品を小さく作ることにしました。イベント当日までに、20個ほど完成しました。作品一つずつに、収納の箱も作成しました。木材が底をつき、休日はホームセンター通いです。

写真は、木製の筆箱です。100円ショップで捜しましたが、適当なものがありません。そこで、自作することにしました。長さ25cmの筆箱が、12個完成しました。底板にしたのは、余ったベニヤ板を利用しています。鉛筆がいる理由は、「楽しい問題集」を解くためです。

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写真は、スタッフ資料(問題の解答集)の印刷です。100ページの内容を、B5サイズで30部ずつの印刷です。これを製本して、当日のスタッフに持たせなければなりません。レベルの高いパズルが多く、子どもの質問にすぐに返答しなければいけません。

写真。休日に出勤して、暗い雰囲気で印刷しています。印刷が済みました。しかし、この日は休日のため、人手が足りません。一週間後に、スタッフ資料bQも印刷しました。

写真10。12月12日の放課後、女子バレー部の協力を依頼して、100枚の製本作業をしました。校長室前のフロアーに広げ、一枚ずつ集めてくれました。

写真11。このスタッフ資料をとじる前に、一部だけ残しました。そして、余白を切り落とし、すべてを広用紙に貼ったのです。それは、参加者が自分で答えを見るためです。こうしておけば、スタッフの労力も減ると思いました。広用紙は解答で8枚になり、錯視や数のピラミッドで6枚ほどになりました。

12月はイベントを一ヵ月後に控え、作業の内容が変化したのです。会場設営に関する道具の準備、教材提示に関する小道具、スタッフ資料の作成と頭の中が、ときどきパニックになりそうでした。休日返上で作業を継続しましたが、子どものために頑張らなければという思いは強くなりました。

ここでは紹介していませんが、12月中旬になり、大きな看板を作ろうという人が現れました。事務室の桑原先生です。横4mの見事な看板を、一週間で完成したのです。職場の仲間が協力してくれるのは、私にとってはありがたいことです。この三ヶ月間、校長室不在の状態でした。先生方は二階の工作室へ来て、私に仕事の相談をしてくれました。この部屋にお茶が届けられ、保護者からも差し入れがありました。本校の先生方に、感謝の気持ちで一杯です。