理数モデル事業の研修会 

理数大好きモデル地域事業の最後のまとめとなる、研究発表会が開催されました。平成20年1月18日(金)に熊本市青年会館(熊本市総合体育館内)であり、熊本県教育委員会主催の行事です。そのときの様子を紹介します。

受付は午後1時半になっていましたが、算数数学おもしろランドの紹介を依頼されていました。そこで、当日の朝に準備をしました。学校の玄関に、おもしろランドのパズル教材・看板・問題集・教材集を集めました。かなりの量になりましたが、愛車・軽トラックには乗ります。
荷物を積んで、9時半に市青年会館に到着しました。先に来ていた先生と一緒に、荷物を二階へ搬入しました。台車は持って行きましたが、何度も往復したのです。先ず図書の展示を廊下に設営して、次に会議室に150個の教材を並べました。新しい教材はコンパクトになっていますから、展示は1時間ほどで終りました。レストランで昼食です。

いよいよ2時から、全体会が始まりました。予定では県内各地からモデル校の160人が参加ということでした。県教委の挨拶があり、県の発表です。続いてモデル地域事業のサブ地域から三人の先生が、これまでの実践発表をしました。熊本市の発表は、井芹中学校の井上先生です。三年間の事業ですから、数多くの実践がありました。それを20分ほどにまとめるわけですから、本人も苦労したと思います。

全体会は1時間半で終り、3時半から体験学習の時間となりました。私のおもしろランドの部屋は広く、多くの先生方に見てもらいました。見ればわかる教材ですから、特に説明の必要はありません。参加者にとっては、一人で作ったことは信じられないようでした。若い先生の中に、こんなに板は切れないよねと話していた人がいます。きっと専門家に頼んだと思ったのでしょう。

県内から四つの博物館も来て、それぞれの部屋もありました。こちらも見学者で賑わい、担当の方の話に耳を傾けていました。上の写真は、火山博物館が考案したカルデラができる説明です。小麦粉と風船を用いたもので、この実験に全員納得です。私も中学生時代にこの実験を見たなら、最近までわからなかった疑問が解けていたと思うほどです。

4時半に閉会です。急いで荷物を片付け、荷物を積んで学校へ帰りました。7時から数人の仲間と一緒に、炉端で打ち上げをしました。
この発表会が、理数大好きモデル地域事業の最後のまとめです。これからの私の計画は、パズル教材を作って各学校に配布する予定です。「40個シリーズ」と銘打ったパズル教材を、保健室登校の児童生徒に、あるいは特別支援学級の生徒に利用してほしいという夢を持っています。