スリランカ訪問団 

平成18年2月3日(金)に、スリランカの先生方24人がやってきました。彼らの研修場所は、熊本市教育センター・4階です。この訪問団はJICA(ジャイカ)の招聘事業により、日本にやってきたのです。先生方のお世話は、熊本県青年海外協力協会の皆さんがしていました。

今回の訪問準備で、私に「算数・数学おもしろランド」の説明をして欲しいとの要請が、市教育委員会からありました。そこで、前日の夕方に教材を運び込みました。市教育センターの先生と一緒に、長机に教材を広げたのです。センター4階は広いフロアですから、後ろ半分に展示しました。(写真1)

スリランカの先生24人が到着したのは、午前9時前でした。最初は緊張していたようです。それぞれノートに筆記具、そしてカメラを持参していました。言葉はシンハラ語とタミル語ですが、公用語は英語ということです。いよいよ研修の開始です。教育センターの村上所長の挨拶に始まり、理数大好きモデル地域事業の説明です。(写真2)

理数大好きモデル地域事業について説明したのは、指導課の吉田先生です。原稿に書いた英語を読んで、一生懸命説明しました。プレゼンには写真を入れ、さらにNHKニュースのビデオも投影しました。(写真3)

さて、いよいよ私の番になりました。実は、ちょんかけごまの実演をしたのです。彼らの緊張を和らげようと思ってこま回しをしたのですが、逆に私が緊張しました。かなり写真を撮ってくれました。(写真4)

私もパワーポイントで作成した写真を投影して、くわしく説明したつもりです。さらに、実際の教具を示し、遊び方を説明しました。数学は国際化された学問ですから、彼らも理解してくれました。三平方の定理を説明するとき、ピタゴラスの定理と言ったところ、数人がうなづいていました。(写真5)

ト私の説明のあとは、20分間の教具体験の時間がありました。通訳の人が3人、指導主事が6人ほどいて、質問に答えていました。私は英語は全くだめですから、質問しそうな顔をしている人のそばには行きませんでした。心の中で、「私に話かけるなよ。」と念じていました。(写真6と7)

彼らは実によく体験したと思います。写真を撮る人、質問をする人、解説書を欲しがる人とさまざまです。閉会の時間になったので着席するように促しますが、なかなか止めません。質疑応答のとき、訪問団の一人がいくつか欲しいと言いました。せっかく日本に来たのですから、教材を5個ほどプレゼントしました。きっとホテルで仲間と遊んだと思います。独り占めしないかなと心配でしたが。