算数・数学おもしろランドの前夜 

算数・数学部会の企画委員で決定した、「算数・数学おもしろランド」の実施に向けて、五ヶ月ほど経過したでしょうか。仲間は企画書を作成したり、カタログを参考に調達依頼書を作成してくれました。皆さんの努力のおかげで、このイベントが成功したのです。このページは「算数・数学おもしろランド」の前日、つまり平成17年12月23日(金)の準備の様子です。

午後4時になり、お手伝いを依頼していた二人の先生が井芹中に来たので、イベントの内容を説明しました。5時には企画委員の4人もやって来ました。全員で打合せをして、二階の教材をコンテナに収納したのです。玄関に荷物を降ろし、トラックに積み込みました。写真1。いよいよ5時半、パレアに出発です。6時に到着し、急いで荷物を9階に持ち込みます。

会場となる会議室1では、先ず机と椅子の設営をしなければなりません。長机43脚が教室のように前向きに並んでいますから、6脚と4脚の組み合わせを作りました。このころから額から汗が流れ、全員無口になりました。写真2

次の作業はコンテナに収納してある教材を、机の上に並べることです。教材には番号を貼ってありましたが、コンテナには番号順に入っているわけではありません。おおまかな配置図しか配布していませんでしたが、作業をしていく中で要領を覚えてくれました。途中で机の上が狭くなったコーナーもあり、机の数を移動させることもありました。写真3

準備段階で、強力な助っ人が三人やってきました。二人の指導主事と本校の先生です。その三人は内容を知っていたので、問題文を簡易スタンドに立てて教材の一つ一つに置いてくれました。100個ほどの教材には、一枚ずつの問題文があります。並べる作業も大変です。なぜなら、該当の教材がすぐに見つからないからです。八人の先生が右往左往しています。写真4

会議室の一角には、ビデオ視聴の場所も設定しました。ここでは秋山仁先生のビデオを投影し、クイズ大会もしなければなりません。その場所の近くが会議室の正面ですから、手づくりの大看板を設置しました。この頃になると余裕もできて、作業がうまく進むようになりました。写真5

会場の準備は着々と進み、立て看板にはコーナー名とラミネートされた内容も掲示されました。教材と問題文がセットになり、整然と並べられました。写真6は、「入れかえ問題」のコーナーになります。他のコーナーも完成しました。

広用紙の資料を掲示するとき、困ったことがありました。それは、押しピンとセロテープが使用禁止だったのです。展示パネルは6枚すべて借用したのですが、20枚の広用紙には不足します。誰かがダブルクリップを購入してきました。天井からワイヤーが下がっていたので、機転をきかしてくれました。写真7

写真8は、スタッフのネームプレートを作っているところです。今日の準備は8人ですが、明日からのイベントには15人がそろいます。奥の方には、ビデオデッキとプロジェクターが見えます。投影のテストもうまくいったようです。

夜の8時、ほぼ準備は完了しました。見渡せば、三ヶ月で作成した教材が並んでいます。明日から二日間、児童生徒が楽しんで算数・数学に触れれば目的は達成できます。仲間が記念写真を撮ってくれました。写真9。8時から打合せをして、それぞれ帰宅しました。よく考えれば、だれも食事を取っていません。全員不平不満も言わず、黙々と作業をしてくれました。