08級   正負数の乗除  〜 中学1年指導

1 指導内容

(1) 二つの数の乗法ができる。
(2) 二つの数の除法ができる。
(3) 三つ以上の数の乗法と除法ができる。
(4) 乗法除法の混合計算ができる。

2 計算問題の例

     

3 指導上の留意点

(1) 計算技術よりも不注意によるミスが多い。符号決定も忘れている場合がある。
(2) 単元の指導段階では、途中の式を書くという指導も必要である。特に累乗計算では、数の計算と符号決定の手順が必要になってくる。
(3) 三つの数以上では、符号を先に決定するように指導する。慣れていないのに一度に計算すると失敗する。
(4) 乗除混合計算は前から順序よくと学習しているが、逆数を利用することでミスを防ぐことができる。

4 誤答傾向と対策

(1) Dでは、1.2または6/5の誤答が目立っている。これは(−4)×5を先にしたためである。心理的に簡単にできる計算をしようとしている。除法よりも乗法を優先するのである。
(2) 計算の指導として、途中の式を書く・符号を先に決定する・割り算は逆数を使うなどが考えられる。また、練習のときに類似問題を与えて比較させる方法も効果的である。
(3) 累乗計算で、2乗は2倍・3乗は3倍する生徒がいる。その都度途中の式を示し、繰り返し指導しないと定着しない。
(4) 小学校では、乗除混合計算は前から順序よくと指導している。しかし、累乗が導入されると計算の優先順位が変化する。計算法則は少しずつ変化するので、それらについても注意が必要である。