私の好きな葉菜 

葉菜とは、ホウレンソウやキャベツのように葉を食べる野菜の総称です。ほとんどが種まきになり、時期をずらせば長期間収穫できます。葉菜は短期間で収穫でき、春と秋の二回種まきができます。農作業をするようになって、すでに15年以上が経過しました。野菜作りのメモとして、このページを作成しました。平成16年3月。

 

サニーレタス ⇒ 種まき・2月下旬から4月上旬・秋まきは9月
発芽率がよいので、例年直まきしている。発芽後に混み合うので、植え広げていく。寒さには強く、霜にあっても生長する。結球レタスよりもずっと育てやすい。種まきのとき、土は薄くするとよい。緑葉のグリーンウエーブより、赤葉のレッドファイヤーがおいしい。

チンゲンサイ ⇒ 種まき・4月下旬から9月上旬
利用価値の高い中国野菜である。冷涼な気候を好むので、9月まきがいいようだ。あまり遅い時期にまくと、春にはとう立ちする。発芽率がよいので、混み合ったら間引きするか植え広げるとよい。収穫もしやすく、手入れも簡単である。

ホウレンソウ ⇒ 種まき・3月下旬・6月・9月から10月・近所では12月にもまいてあった。
春まきと秋まきがある。春まきはとう立ちの心配があるので、品種に注意する。寒さにはとても強いので、秋まきは失敗がない。種まきの前には石灰をまいて、耕しておくこと。広葉のホウレンソウが育てやすい。生長に伴って葉が混み合うので、種まきの間隔に注意すること。

シュンギク ⇒ 種まき・3月・4月・9月・10月
春にはとう立ちするので、早めの収穫をしたい。発芽率がよいので、厚まきはさけたい。春先には大きく根が張るので、注意が必要である。秋まきを中心に栽培するとよい。葉の形で数種類がある。

パセリー ⇒ 定植・4月上旬に苗販売  種まき・3月中旬から4月中旬・6月・9月
例年苗を購入して、畑に定植している。冷涼な気候を好むので、真夏には生長が止まる。涼しくなってから、新鮮な葉が出る。春には花が咲くが、花芽を摘めば秋から収穫できる。いづれは種をまいてみたい。キアゲハの幼虫が葉を食べるので、捕殺する。

ヒトモジ ⇒ 種まき・7月・8月
この時期になると、いろんな店で販売される。種物屋よりも道の駅やスーパーの方が、安価に手に入る。種といっても球根なので、管理しやすい。植えるとき肥料をすきこみ、2〜3球ずつ植えていく。初春から盛んに育ち、5月下旬には葉が枯れて休眠する。このとき堀り上げ、乾燥保存しておく。ヒトモジのぐるぐるは最高である。

タカナ ⇒ 種まき・8月下旬から9月・10月
9月まきが最適である。収穫が冬になり、漬物として利用できる。発芽率がよいので、混み合ったら間引きするか植え広げるとよい。新しいタカナの漬物はおいしいが、若い人は漬け方を知らないかもしれない。これまで収穫した種類では、コブタカナが最もおいしかった。

キャベツ ⇒ 種まき・4月上旬・7月・9月中旬
私が住んでいる城山小学校校区の特産品である。実際にはもっと遅くまで種まきが行われている。2月末に種まきをしたら、二週間ほどして、発芽を確認した。農家は畑に直播きして、苗を別の畑(水田)に移植している。アオムシの被害が激しいので、薬剤散布は必要である。うっかりしていると、球の仲にまで虫が入っている。

ネギ ⇒ 種まき・3月下旬・9月下旬  定植・苗の販売あり
種まきはしたことがなく、例年苗を購入している。7月末の苗は、鍋物が多い正月に収穫できる。土を多くかけるほど、甘い白根が長くなる。多湿に弱いので、排水に注意して栽培する。春にはとう立ちして、ネギボウズができる。

シソ ⇒ 種まき・4月
自宅近くの農家は、3月中旬に赤シソの種をまいていた。梅干を漬けるのには必ず必要な野菜だから、ウメの収穫に合わせなければならない。青シソは冷やっこやそうめんに利用する程度だから、庭先に数本育てればよい。

ハクサイ ⇒ 種まき・8月中旬から下旬
夏まきの冬野菜である。鍋物や漬物に利用できるので、毎年作りたい。種まきは、72穴セルトレイにすると管理しやすい。結球するために、低温に入る前に生長を促す。畑での貯蔵は、外葉をしばっておくとよい。

 

キョウナ ⇒ 種まき・8月下旬から9月
熊本だけの野菜かもしれない。野菜の本に紹介してあるキョウナは、まったく別の物である。熊本のキョウナは、正月料理のお雑煮に欠かせない野菜である。葉が広く、コマツナを大きくしたような感じである。近所の畑では、年末の収穫となる。

ブロッコリーカリフラワー⇒ 種まき・6月下旬から7月  定植・9月上旬に苗販売
苗を購入してつくったことはあるが、薬剤散布をしていなかったので、女房には不評であった。なぜかというと、包丁で切ったとき、中にたくさんの虫がいたからである。近所の農家の畑には、見事な野菜が育っていた。一番取りのあとに二番取りができるが、花芽は脇芽のため小さいものである。

メキャベツ⇒ 定植・8月上旬から9月に苗販売
大変珍しい野菜なので、一度だけ育てたことがある。ピンポン玉の大きさの、かわいいキャベツといった感じである。料理の幅が狭いような気がしたので、最近は植えていない。