田原坂公園・1

明治10年の西南戦争で、17日間にも及ぶ死闘が繰り広げられたのが、ここ田原坂です。現在は美しい公園として整備され、当時をしのばせる弾痕の家や慰霊塔、土蔵造りの資料館が立っています。またツツジや桜の名所として人々に親しまれています。

玉東町から一の坂・二の坂を登り、田原坂公園へ着くと大きなクスの木が目につきます。そこに、この美少年像が建てられています。民謡「田原坂」に、・・・右手に血刀 左手にたずな・・・と歌われています。その姿を表しています。薩軍には、現在の高校生にあたる年令の少年が兵士として数多く参加していました。

美少年像から西の方角は、整備された公園が続きます。そこには、数多くの記念碑や詩碑が建てられています。最初に出会うのが、この崇烈碑です。明治13年に建立されたかなり大きな碑で、横に西南戦争の説明がしてあります。