乃木将軍詩碑

植木町辺田野に、辺田野熊野座神社があります。ここも西南戦争の舞台となったところです。明治10年4月9日に薩軍と戦闘が行われましたが、乃木少佐以下9名がここの境内で負傷しました。

4月9日の午前11時に官軍は辺田野口から庚辛森の薩軍へ突撃しました。しかし薩軍の反撃にあい、負傷したのです。午後五時、官軍は辺田野村に放火して退却したのです。この時のことをよんだ乃木大将の詩碑が昭和17年に立てられました。

辺田野神社の神殿には、この時の戦闘の激しさを示す弾痕が今も残っています。鳥居奥に二本の大きな杉があります。これは昭和48年11月16日に指定された植木町天然記念物の夫婦杉です。