西郷小兵衛戦死の地

玉名市の中心を流れる繁根木川のほとりにあります。高瀬大橋から南に進み、JR鉄橋の下を通り、道の右奥になります。ここで西郷隆盛の末弟・西郷小兵衛は、官軍の銃弾を胸に受け、31才の若さで壮烈なる戦死を遂げました。人格沈重にして思慮深い人物だったそうです。

西郷小兵衛は当時の薩軍第一大隊第一小隊長であり、総大将の実弟であるという自覚のもと率先して戦い、明治10年2月27日に亡くなりました。写真の右手は、繁根木川の土手です。車の通行はほとんどなく、散歩コースとして利用されています。

2月25日からは、高瀬の戦いと呼ばれています。菊池川をはさんで小競り合いが続き、本格的な戦いは27日に始まりました。この戦いで西郷小兵衛は命を落としたのです。