熊本城・1

加藤神社鳥居前から撮影した熊本城です。手前の建物は、宇土櫓です。熊本城は慶長年間に加藤清正が建設したものです。標高50mの茶臼山にあって北と東は崖であり、南には坪井川と白川があり、守りに徹しています。西側に二の丸と三の丸が続き、新町があります。残念なことに、明治10年の西南戦争開始直前に焼失しました。2月19日のことです。

昭和35年に、鉄筋コンクリートで再建されました。全国各地から観光客が訪れていますし、熊本の人々の憩いの場として親しまれています。日本三大名城の一つであり、武者返しと呼ばれる石垣の美しさも評価されています。天守閣内部は熊本博物館の分館として、一般に公開されています。

坪井川沿いの長塀は、長さ240mもあります。白と黒の二色で構成されていますが、黒の部分(下見板)が多いので落ち着いた感じを出しています。西南戦争において桐野利秋が攻めましたが、守りは固く破ることはできませんでした。