健軍神社

熊本市の東部、歴史も古い健軍神社があります。電車通りの鳥居から神社まで一直線に延びる八丁馬場は有名です。八丁馬場も神社境内にも、かなり古い杉の木があります。西南戦争では、明治10年2月22日、薩軍と行動をともにするため結成された熊本隊の挙兵の場所です。

健軍神社の鳥居前に、「熊本隊出陣の碑」があります。明治10年2月22日は熊本城攻撃が開始された日ですから、熊本隊の人々にも砲撃の音が聞こえたと思います。熊本隊の中心は学校党です。1300人を超える人々がこの神社に集まりました。

熊本隊を結成したときの組織は次の通りです。大隊長は池辺吉十郎、副大隊長は松浦新吉郎、参謀は山崎定平・大里八郎・桜田惣四郎・緒方夫門です。そして一番小隊長に佐々友房がいました。小隊は15あり、15小隊で一大隊としました。健軍神社の庭に整列して、出陣の式をしました。午後3時頃には出発したようです。